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【PR】長尺でも劣化なく、品位を向上

いま最注目の光ファイバーHDMIケーブル、inakustikで自宅に劇場の息吹を吹き込む

公開日 2020/06/18 06:30 大橋伸太郎
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コンテンツの作り手との距離をなくし、劇場の息吹を吹き込む

10mの製品をoppo「BDP-105」とソニー「VPL-VW745」間の映像信号用に、1mの製品をoppo「BDP-105」とデノン「AVR-X6300H」間の音声信号のインターフェースに接続した。つまり、HDMIのラインはすべてHDMI 2.0 OPTICAL FIBER CABLEで統一した。

視聴環境のHDMIケーブルをinakustikに統一してチェック

最初に再生したのがディズニーの実写新作『アラジン』(UHD BD)。近作映画ソフト中屈指の高画質ソフトだ。

『アラジン』

HDMIフォーラムが策定した一定の技術規格に適合すれば、ケーブルで画質・音質の差は生まれない、と考えるかもしれないが、実際は違う。導体やプラグ部の品位、外乱要素からいかに信号を守るかが、画質・音質の差になって現れる。金属線ケーブルの場合、長尺になるほど損失が生じることが避けられない。

光信号に変換して送出するファイバー方式の場合、変換チップの精度が加わる。ビットストリームのゆらぎがなく伝送経路上の損失がなければ、映像と音声の品位に反映される。HDMI 2.0 OPTICAL FIBER CABLEで接続して大画面が現れた瞬間、映像にノイズや歪み、逆に作為的な強調がないことがわかる。

天井付近に設置したプロジェクターなど、配線を引き回すシステムでは長尺でも信号が劣化しないことが大きなメリットとなる

『アラジン』の場合、映像の情報量の豊かさと精細感が特徴で、撮影カメラのフォーカスが合焦している部分とオフフォーカス、つまりボケ味の部分との差が情景に遠近感を生み出す。HDMI 2.0 OPTICAL FIBER CABLEで見ると、オンフォーカス部の被写体のエッジがほっそりして自然で、背景は細やかにぼけていくので、浮き上がるような3D的立体感が生まれる色相のシフトや、濁りがなく映画本来の色彩設計がスクリーン上に描き出される。

映像以上に音声は、HDMIケーブルでめざましく躍進した。『アラジン』はドルビーアトモスを採用しているが、UHD BDのアクションシーンのサラウンドの表現に何か物足りなさを感じていた。だがHDMI 2.0 OPTICAL FIBER CABLEに交換するとどうだろう、隠していた爪を露わにしたように、たとえば魔法の絨毯の前方から後方への頭上の移動表現に、本来の切れ味と量感を取り戻した。ビットストリームの精度が高まった結果、イマーシブサウンドのマッピングの精度も高まり、オブジェクトのパンニングがサウンドデザイン本来の狙い通りになったわけだ。

音声の変化は次に視聴したUHD BDソフト『フォードvsフェラーリ』(2019年アカデミー音響賞受賞)でさらに強く印象付けられた。ここでは量感が大きく躍進した。フォード二世が労働者に檄を飛ばすシーンの響き渡る声に音圧が増し、残響が怒りを印象付け、数千人が訓示を無言で聞く広大な工場の空間が出現する。先行するスカリフィオッティのフェラーリがクラッシュするシーン(チャプター30)では、スクリーンから視聴位置めがけて吹っ飛んでくる車体の音源移動の高さと質量が増し、風圧さえ感じさせる。AVアンプの能力が一回り大きくなったごとくの変化だ。

『フォードvsフェラーリ』

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