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オーディオ評論家も納得、Hi-Fi思想を感じるサウンドバー。デノン「DHT-S216」実力チェック

公開日 2020/04/06 09:37 土方 久明
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Hi-Fiスピーカー同様の設計思想ボディ&音楽再生重視の「Pureモード」用意

DHT-S216は横幅890mm・高さ66mmのスリムボディで、エントリーモデルながら25mmのトゥイーター2基、45mm×90mm 楕円形ミッドレンジを2基、75mmサブウーファーを2基搭載した3ウェイ・6スピーカー構成。筐体はHi-Fiスピーカー同様の設計思想で、キャビネット剛性を確保しつつ、内部は平面を作らないデザインとすることで定在波を防止している。

3ウェイ・6スピーカー構成で、筐体はHi-Fiスピーカー同様の思想により定在波を防止。さらに両サイドや背面・底面にはポートを用意し、低域の量感を確保している

番組ジャンルや好みに合わせた音質で楽しめるMusic/Movie/Nightという3つのサウンドモードに加え、「Pureモード」が搭載されていることが本機ならではの大きなポイントだ。

「Pureモード」は、入力された音声信号をDSPによるサラウンド処理等をバイパスしてクラスDアンプにダイレクトに届けることで、原音をストレートに再生するというもの。山内氏の音質チューニングは、このPureモードを基本に行われたという。このことからも、DHT-S216がオーディオ的な音楽再生用途を重視していることがうかがえる。


上質なHi-Fiスピーカーで聴くような、フラットバランスの音に驚き

ではPureモードにて、DHT-S216のクオリティをチェックしていこう。

DHT-S216とテレビをセッティング。スリムな筐体なのでテレビとの干渉で困ることはあまりない

本機がオーディオ的な音楽再生用途を重視していると言っても、テレビ使用時の音質をチェックしないことには始まらない。まずはNetflixからテイラー・スウィフトのライブ映像作品『レピュテーション・スタジアム・ツアー』を視聴してみた。

最初にテレビの内蔵スピーカーで再生したのちDHT-S216に切り替えたが、流石に雲泥の差だ。Pureモードは、まるで上質なHi-Fiスピーカーで聴くようなクセがないフラットな帯域バランスの音である。

まず気がついたのは、音の明瞭度と広がりがまるで違うこと。DHT-S216は中高域の分解度が高く、低域の迫力は別次元になる。そして、ライブの迫力のある低域を実現しつつも、ボーカルの中高域への影響が最小限に抑えられている。つまり、低域に迫力をもたせた音源でも、ボーカルが不明瞭にならないのだ。

次ページ続いて音楽再生でチェック。「さすが山内氏が携わったモデル」と感心

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