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【特別企画】自由な拡張性も魅力

好きな音楽を好きな場所で、良い音で。HEOS対応ネットワークスピーカー「DENON HOMEシリーズ」を聴く

公開日 2020/02/29 07:00 海上 忍
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スピーカー単体としても作り込まれた仕上がり。ハイレゾ音源再生もサポート

単体のスピーカーとしても仕上がりは上々だ。ステレオモデルの「DENON HOME 250」は25mmドームトゥイーターと102mmコーンウーファーの2ウェイ構成を左右に配置し、背面に133mmパッシブラジエーターを置くという構成。「DENON HOME 150」は25mmドームトゥイーターと89mmコーンウーファーの2ウェイ構成。コンパクトなモノラルモデルだが、ネットワーク経由で2台組み合わせればステレオシステムとしても利用できる。

「DENON HOME 250」(予想実売価格48,000円前後)

「DENON HOME 150」(予想実売価格32,000円前後)

天面にはタッチコントロールを搭載し、再生/停止と音量調整、登録したお気に入りソースの呼び出しが可能。LEDは手を近づけたときにしか点灯しないので、暗い中でも眩しさが目につくこともない。

天板のタッチセンサーは手を近づけたときのみ発光する

入出力端子やネットワーク機能については、DENON HOME 250とDENON HOME 150で大きな差はなく、どちらもBluetoothとWi-Fi(2.4GHz/5GHz)および有線LANに対応、入力用にAUXとUSB-Aを各1基備える。HEOSとの組み合わせにより、Amazon Music HDやSpotifyなどの音楽ストリーミングサービス、AirPlay 2、Amazon Alexaによる音声コントロールもサポートするなど、ソフトウェア的な機能も充実している。

Wi-Fi、Bluetooth、LAN、AUXなど入出力やネットワーク機能は同等だ

ハイレゾ再生もサポート。USBメモリーやNASに保存された各種ファイルを再生でき、PCMは最大192kHz/24bit、DSDは5.6MHzまで対応する。DSDとWAV、FLAC、Apple Losslessについてはギャップレス再生をサポート、ライブ音源やクラシックの組曲を聴くときにも曲間のつなぎ目を意識せずに済む。

「DENON HOMEシリーズ」とHEOSでどれだけ音楽再生は快適になるかテスト!

DENON HOME 250/150の試聴は、デノンのAVレシーバー「AVR-X1600H」とプリメインアンプ「PMA-150H」を組み合わせつつ実施した。いずれもHEOSを搭載しており、HEOSならではの使いかたを試してみたいという腹づもりからのチョイスだ。

HEOS搭載のAVアンプ「AVR-X1600H」や、プリアンプ「PMA-150H」とも接続し、HEOSの操作性も含めてチェック

DENON HOMEの電源を投入し、専用アプリ「HEOS」(以下、HEOSアプリ)を起動すると、同じネットワークにつながっているHEOSデバイスの検索がはじまる。見つかった後は、画面に従ってWi-Fiパスワードやデバイス名を設定すれば、準備完了だ。

「ホーム」画面には接続済みデバイスの名前と再生中の曲情報が表示される。例えば下に掲載したアプリのスクリーンショットでは「DENON HOME 250」と「DENON HOME 150(2台でステレオ構成中)」、「AVR-X1600H」の名前が表示されている。明るく表示されているDENON HOME 250が現在操作中のデバイスだ。

スマートフォン版HEOSアプリの「ルーム」画面

「ミュージック」画面には、選択したHEOSデバイスで再生できるソースが並ぶ

操作したいデバイスをタッチで選んだ後、「ミュージック」タブからそのデバイスで再生したい音源を選択できる。音楽ストリーミングサービスは、Amazon Music HDにAWA、Spotify、SOUND CLOUDにインターネットラジオのTUNE-INと豊富に対応。曲検索や再生もHEOSアプリからすべて操作できるところがいい。Amazon Music HDを例にすると、Amazonのアカウント情報を登録しておけば、いちいちAmazon Musicアプリに切り替える必要がない。

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