ブライトな高域で、豊かなサウンドながら緻密に再現

他にない“オンリーワン”のワイヤレススピーカー。Bang & Olufsenの名作「Beoplay A9」最新世代レビュー

高橋 敦

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2019年10月10日


オーディオを超えたデザインとオーディオならではのクオリティを兼ね備えるアイテムを世に送り出してきた稀有なブランド、「Bang & Olufsen」。彼らがより幅広い層に向けて展開するライフスタイル製品から、その先進性を特に強く体現するニューアイテムが登場する。進化した最新世代のワイヤレススピーカー「Beoplay A9」だ。

「Beoplay A9」は、このブランドの在り方をそのまま形にしたかのような名作と言える。彼らは「家具の顔をしたオーディオ製品」と表現しているが、ファブリックと木材という組み合わせゆえか、不思議な円盤スタイルでありながらインテリアに自然に溶け込む、絶妙の存在感だ。

不思議な円盤スタイルだが、インテリアとの馴染みも良い

三本足のスタンドにも良質な木材を贅沢に使っており、本体カラーに合わせて材質を使い分けているのもポイント。また本体を覆うファブリックカバーは、別売で高級テキスタイルメーカーKvadrat社とのコラボレーションによるものも用意される。

大きさは「折りたたみ傘よりひと回り小さな直径」とでも言えば伝わりやすいだろうか。ワイヤレススピーカーとしては大柄。しかし優れたデザイン、落ち着いた色合いのおかげか、実際に部屋に置くとさほどの圧迫感は感じられない。前述のようにインテリアに溶け込んでくれるのだ。

良質な木材を用いたスタンド部、品質高く家具のような風合い

本体トップ部にさりげなくロゴを刻印

Beoplay A9は、これまでに幾度かのアップデートが施されている。ブランドを代表するアイテムとして、象徴的なデザインはキープしたまま、その中身は常に最新の性能を備えるものとされてきたのだ。例えば初代モデルと今回の新世代モデルと比べて、特に大きなアップデート項目は2つ。それぞれ紹介していこう。

まず1つに、背面側に2基のフルレンジドライバーが追加された。壁に向けて放射した音の反射によって、より広いサウンドステージを生み出すためとのことだ。また、室内環境に合わせての自動音響調整機能にも活用されていると思われる。

最新世代機では、背面にフルレンジドライバー2基を追加

背面上部にはセンサー式の操作系統を装備、音量上下などが行える

もう1つはネットワーク対応の強化。今回のアップデートではその中核にGoogle Homeのシステムを採用している。加えて、Chromecast built-inやAirPlay 2、もちろんBluetoothにも対応。しかし基本的なセットアップをGoogle Home経由で行う仕組みのため、いずれにせよまずは本機をGoogle Homeのシステムに登録することからのスタートとなる。なかなか思い切った仕様だ。

まずはスマートフォンにGoogle Homeアプリをインストール

あとはGoogleアカウントでログインし、画面の指示に従っていけばOK

あらかじめ自宅のネットワークに接続しておけばA9も自動で認識される


この「場所」の設定は単に設置場所をわかりやすくするための表示名の設定なのでご自由に

続けてGoogleのボイスアシスタントの設定を済ませば……

Google HomeとA9の基本設定は完了!

とはいえ、登録設定はさして難しくはない。Gmailなどを利用していてGoogleのアカウントをすでに取得していれば、あとはGoogle Homeのアプリをインストールして画面の指示に従っていくだけ。順調に進めば5分ほどで完了する。もしかしたら、これまでGoogle Homeを使っていなかった方にとっては、このスピーカーの導入がGoogle Home全般に興味を持つきっかけになるかもしれない。そのスマートな世界にオーディオファンをいざなうこともB&Oの狙いと思えてくる。

そのまま「Bang & Olufsen」アプリが案内されるのでこちらもインストール

ずらっと表示されるB&O製品から今回はもちろん「A9」を選択

画面の指示に従って部屋に合わせた音響調整を実行すれば簡単に補正が完了。最後にカラー選択して、A9を使う準備は全て完了だ!


計7基のスピーカーユニットが鳴らす、豊かでクリアなサウンド

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