【特別企画】目指したのは「最高の音、最高の安心」

完全ワイヤレスの最新トレンドと高音質を凝縮したフラグシップ登場!M-SOUNDS「MS-TW3」レビュー

野村ケンジ

前のページ 1 2 次のページ

2019年10月04日


「MS-TW3」のイヤホン本体は、こんなにも機能が向上したにもかかわらず、小型軽量を誇った「MS-TW2P」と大きさはほぼ一緒。着けてみるとフィット感が高く、屋外での使用時にも、耳からぽろっとこぼれ落ちることがなさそうで安心感がある。付属するSpinFitのイヤーピース「CP350」を使ってみたが、柔らかめの素材を採用しているため装着感が心地よい。ことイヤホン本体のデザインに関しては、絶妙なパッケージングと言える。

耳にぴったりとフィットする快適な装着感。耳から大きくはみ出ることがないので見た目的にもスマートだ

専用ケースも使い勝手が良かった。「MS-TW2P」に採用されていたミニマムデザインのケースとは異なり、ごく一般的なサイズ感となったが、それでもポケットに入れて持ち運べる手軽なサイズ感におさめられている。

何よりも、イヤホン本体が取り出しやすいのが嬉しい。最近の完全ワイヤレスイヤホン専用ケースは、持ち運びしやすさを求めるあまりイヤホン本体が取り出しにくくなっている製品も時々見かけるが、「MS-TW3」に関してはそういった不満はいっさい無い。5回の充電が可能なバッテリー容量の多さも含め、絶妙なチョイスといえるだろう。

イヤホン本体の操作系は、タップ操作になっていて分かりやすく扱いやすい。そっと触るだけでなくしっかりハッキリとした操作が必要だが、操作ができないと不満に思うことはまずないはずだ。タップ1回が音量調整、タップ2回が再生停止(タップ1回で再生再開)、長押しが曲送り/曲戻しとなっているなど、操作系が独特だが、このあたりも慣れてしまえば扱いやすいはずだ。

タップでの操作は慣れてしまえば扱いやすい


パワフルさと多彩な音色表現を両立。完全ワイヤレスイヤホンの最先端を行く1台だ

さて、肝心の音質についてお伝えしよう。前述のとおり、ノイズダウンカナルや3Dロングノズル等の採用で遮音性を高めたところに、新開発の複合振動板採用ダイナミックドライバーやHDSS音響モジュールを搭載している。これらにより、クリアな中高域とパワフルな低域を組み合わせた、抑揚に優れた勢いのあるキャラクターはそのままに、よりピュアな、より音色の多彩なサウンドへとアップグレードしたイメージだ。ヴォーカルやメイン楽器のディテールが細部までしっかりと伝わってくるようになったし、空間的な広がりもしっかりと感じられる。

特に女性ヴォーカルは、伸びやかでありながら高域が鋭すぎず、ほんの少し普段より艶やかに感じる歌声を楽しませてくれる。サラ・オレインは凜とした雰囲気のなかにちょっとした艶やかさが加わった、なんとも魅力的な歌声を聴かせてくれるし、LiSAの歌声は普段より幾分ヌケの良い、さらにエネルギッシュな歌唱に感じられる。

高機能化が進む最新モデルのなかでも最先端を行く高コスパモデルだ

いろいろな楽器の鳴りを聴き比べたところ、ヴァイオリンとの相性も良かった。いい意味でボーイングが力強いのだが、同時に強弱のニュアンスもしっかりと伝わってくるので、表現が豊かに感じられる。こと音質面では、大きなグレードアップを果たした、と言えるだろう。

いっぽう、低域は充分以上の量感を持ち合わせているものの、フォーカス感がしっかりと確保されているためか、キレの良いベースやドラムの演奏を聴かせてくれた。そのため、J-POPやハードロックなどとの相性が抜群。Official髭男dismなどは、聴いているうちに思わず体が動いてしまうノリの良い演奏を楽しませてくれた。

このように「MS-TW3」は、進化の早い完全ワイヤレスイヤホンのトレンドを充分に反映し、さらにM-SOUNDSらしいユーザーフレンドリーさを持ち合わせた、なかなかに魅力的なパッケージングを持つ製品に仕上がっている。高機能化が進む最新モデルのなかにあって、その最先端を行く1台。とても魅力的な製品といえるだろう。

なによりも、音質に対するコストパフォーマンスの高さが素晴らしい。1万円代の完全ワイヤレスイヤホンとしては、かなりの有力候補といえる。是非ともそのサウンドをいちどは試して欲しい、優秀機だ。




(特別企画 協力:株式会社エム・エス・シー)

前のページ 1 2 次のページ

関連記事