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デザイン良し!音良し!"ハイレゾクイーン”井筒香奈江さんもマランツ「M-CR612」に驚いた

土方久明

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2019年08月23日


手に入りやすい価格帯の組み合わせで、ここまでの音が出るんだー!



DALI「OBERON1」と組み合わせた10万円台のシステムを試聴。手に入れやすい価格帯で、驚きのサウンド!
DALIの「OBERON1」は実売価格が5万円ほど。M-CR612と組み合わせても10万円弱のシステムだ。アンプ駆動モードは「スタンダード」。「ピアノの鍵盤が当たるフェルトの感じが良く出ています。音が暖かくていいな」と感心した様子。


「パラレルBTLドライブ」ってすごい。懐が深くなったような音になる


そして、注目の新機能「パラレルBTLドライブ」の音を聞いてもらう。OBERON1はスピーカー端子が1組のシングルワイヤリング仕様のスピーカーなので、先ほど絶大な効果を実感したバイアンプ接続ができない。そんな時に内蔵する4組のアンプを全部使って、シングルアンプ接続のままスピーカーの駆動力を大きく上げるにパラレルBTLドライブ機能が効果を発揮する。

お手頃価格帯に多いシングルワイヤリングのスピーカーでもバイアンプ接続のような効果を楽しめる「パラレルBTLドライブ」機能は大注目のポイントだ

改めてSongbirdを再生。「あはは」と井筒さんが笑った。「全然違いますね、懐が深くなったような音になります」。尾形氏も「バイアンプ接続では、滲みが減少する音質向上効果がありましたが、パラレルBTL接続では音像の立体感が上がります」と嬉しそうだ。「手に入りやすい価格帯の組み合わせでここまでの音が出るんだ」と井筒さんも喜んでくれた。

ここで尾形氏が裏話を披露してくれた。「今だから話せますが、我々が初代モデルを発売した時はこのジャンルの市場では最後発組でした。だから競合となる他社の製品に対して機能的な差別化を図り、さらにオーディオ的な魅力を出したい、音質の徹底追求に加えたもう1つ上の提案としてバイアンプ駆動なども試していただきたいと思い、4チャンネル分のアンプを搭載したのです。そしてより多機能であれば興味を持ってくれる人が増えるのではないか、という“下心”も当時はありました」そんな話に一同が爆笑したのである。




いかがだったろうか? 最初はM-CR612のデザイン性と、多機能を詰めこんだ小型ボディに興味を持ってくれた井筒さんだが、最終的に音質についても大いに気に入ってくれた。僕の今回の目論見はそれだったので、大成功したと言えるだろう。

最初にハイエンドな組み合わせで音を聴かせてから、M-CR612の音につなげた尾形氏のプレゼンも見事だった。30ヶ月連続No.1の理由のひとつが多機能性にあることは間違いないのだが、本質的アドバンテージは、やはり何よりも「音の良さ」だと思う。特に4つのアンプを使ったバイアンプ接続やパラレルBTLドライブはアンプの駆動力を大きく上げてくれる。

M-CR612は現在5世代目。10年前に発売された初代機から地道にモデルチェンジを繰り返して機能や音質を磨き上げた経緯を持つ。だからこそ、ここまでの高機能さと使いやすさ、そして素晴らしい音質を実現しているのだ。音楽を聴く作法において重要な役割を持つのがスピーカーということは言わずもがな。だからこそ自分の使いたいスピーカーと多数のソースを1台で鳴らせるM-CR612のアドバンテージは大きすぎるほど大きい。

この先、M-CR612はハイレゾクイーンの自宅に入ることがあるのだろうか?取材後、「カラーは、シルバーゴールドとブラックの2色があるのね?」と聞いていたが。僕自身、この後の進展が楽しみでならない。

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