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【特別企画】Dirac技術が没入感あるサウンドを実現

小さいのにすごい臨場感の『スモールシアター』って? VECLOSがワイヤレスポータブルスピーカー「SPW-500WP」で新提案

公開日 2019/07/11 12:00 山本 敦
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手前に画面があっても没入感あるシアターサウンドを実現

スウェーデンに拠点を置くDirac Researchは、筐体のデザインが複雑、あるいはとてもスリム・コンパクトなデバイスからリアルで豊かなサウンドを引き出す、音響ソフトウェアエンジニアリングのスペシャリストだ。同社の技術はこれまでにもスマートフォンなどモバイル端末やPC・ゲーミング用途のサウンドデバイス、オートモーティブなどの分野に幅広く展開されてきた。

そんなDirac Researchは、用途や効果が異なる数多くの独自音響技術を開発・保有している。今回SPW-500WPには、その中からコンパクトサイズのスピーカーに発生しがちなスピーカーの取付方向などによる音質低下要因を改善し、音源の持つ本来の音質に近づける技術「Dirac HD Sound」を載せた。

また、日本のブランドが開発したオーディオビジュアル機器としてSPW-500WPが初めて搭載した「Dirac Panorama Sound」にも注目したい。独自の音場制御アルゴリズムにより、ステレオ音源から立体的なサラウンドリスニングを引き出す3D再生の技術だ。

「Dirac Panorama Sound」の効果イメージ。一体型スピーカーでありながらステレオスピーカーのような音像定位を実現できる

これらの技術によって、一体型筐体のスピーカーでありながら、セパレーションの明瞭な音を引き出せるようになる。 さらにSPW-500WPはスピーカーユニットを本体の左右側面に配置しているため、Dirac Panorama Soundとの相乗効果で、ノートPCなどスクリーンを手前に置いた状態でも鮮やかなシアターサウンドの没入感が得られるところが魅力だ。具体的なメリットはこの後の試聴レポートで触れたい。

Diracテクノロジーの搭載で、スピーカーの前に画面があっても問題ないのがSPW-500WPの特徴だ

このほかにも、SPW-500WPはパイオニア独自のデジタル信号処理によって低音再生を増強する「BEAT BLASTER」の技術を搭載している。

「BEAT BLASTER」は最適な音響バランスの倍音を付加することで、音質を損なうことなく 低域を増強するというパイオニアの独自機能

Dirac Panorama SoundとBEAT BLASTERについては、フロントパネルのボタンから切り替え可能。どちらか片側だけをオン、または両方オン/オフの状態を選択しながら、コンテンツや設置環境に合わせて音の聴こえ方を自在にアレンジしながら楽しむことができる。なお、Dirac HD Soundは常時オンに設定されている。

本体の操作ボタンから、「Dirac Panorama Sound」と「BEAT BLASTER」を両方オフ、片方だけオン、両方オンが調整できる

一度体験したら戻れない『スモールシアター』の強烈なインパクト

今回はSPW-500WPのほかにノートPCやタブレットを用意して、VECLOSが推奨する『スモールシアター』を再現した。まずはNetflixで映画を見てみよう。

実際にスピーカーの前に画面がある状態で視聴

映画『ROMA/ローマ』の物語終盤、荒波にさらわれそうになる子どもたちを助けるためクレオが波打ち際から沖の方へ少しずつ海の中を歩むシーン。力強い波音が響き渡り、デスクトップ周辺の空間をたちまち包み込む。

たとえばiPad Proはステレオスピーカーを搭載する比較的音が良い方のタブレットだが、まったく比べ物にならないほどパワフルで鮮明なサウンドをSPW-500WPは聴かせてくれた。Dirac Panorama SoundとBEAT BLASTERを両方オンにすると、効果音の豊かな包囲感と力強さの両方が引き立てられる。映画再生にはおしなべてこのセッティングがマッチした。

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