注目のハイエンドDAPの実力

Lotoo「PAW Gold TOUCH」、その駆動力は? ― さまざまな環境に耐えうる、単体プレーヤーの理想が結実

岩井 喬

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2018年10月26日
■Lotooとしても「初めてづくし」のフラグシップ

Lotoo「PAW Gold TOUCH」(¥450,000/税別)※2018年10月25日発売

Lotooの新たなハイレゾDAPのフラグシップモデル「PAW Gold TOUCH」のイヤホンでの再生クオリティについて前回レビュー(関連リンク)をしたが、今回はポータブル機にとって鳴らしにくい存在となる「ヘッドホン再生」にフォーカスを当ててみたい。

ヘッドフォン出力は4.4mmバランス端子も搭載

そもそもPAW Gold TOUCHは、最大でPCM 768kHz&DSD 24.6MHz対応であること、DACチップにAKM製ハイエンドモデル「AK4497」を搭載していること、そして4.4mmのバランス駆動に対応したことなど、Lotooとしても初めて尽くしの仕様を持っている。今回は特にバランス駆動出力のクオリティについて確認していこう。

内部にはアナログ/デジタル/コントロールの3つのセクションがあるが、それぞれを徹底してシールド。これがPAW Gold TOUCHの驚異のS/Nに結びついている

4.4mmバランス出力には、TI製のオペアンプ「OPA1622」を搭載。使用するパーツにも妥協のない選択がなされている

ヘッドホンの4.4mmバランス駆動出力にはTI製オペアンプ「OPA1622」が用意されており、ライン出力も兼用する。非常にパワフルな仕様であり、平面駆動ヘッドホンに関してもポータブルアンプを使わずに駆動しきるクオリティを有しているのが特徴だ。

今回の試聴では、平面駆動型ヘッドフォンのAbyss「DIANA」(¥450,000/税別)をまず組み合わせた ※写真はポータブルアンプAROMA「A100」を組み合わせたイメージ

まず用意したヘッドホンはAbyss「Diana」である。上位モデル「AB-1266Phi」で培ったノウハウを用いながら、コンパクトなサイズ感の実現とデザイン性の向上を図った、意欲的モデルだ。AB-1266Phiよりは鳴らしやすくなったとはいえ、DAP単体ではまだまだ駆動しにくいモデルでもある。今回はPAW Gold TOUCHの持つ本当の能力の高さを確認できるバランス駆動で試聴してみた。

鳴らしにくいと言われるAbyss「DIANA」での表現

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