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ケーブル周りクオリティアップの頼もしい味方

フルテックNCF Boosterシリーズ導入記・角田郁雄氏が自宅リスニングルームに導入を決心!

2018/09/25 角田郁雄
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NCF Boosterシリーズを導入しての効果と増設プラン

弱音が深みを増しS/Nが向上、フォノ系などにも増設予定だ

NCF Booster-Signalに付属のシリコンリング(2本)で固定すると、ケーブルがずれにくい

使用したのは、私が格別に大切にしている、ナグラの管球式プリアンプ、PN-Pと管球式パワーアアンプ、300p間のラインケーブルと、300pとB&W 802Dを接続するスピーカーケーブル間だ。

実際に使用すると、聴感上のS/Nが高まり、解像度が上がった印象を受ける。弱音が深くなった印象も受ける。使用しているケーブルは、細く、振動の影響を受けやすい。したがって、静電気除去と振動低減効果が大きいと実感する。もはや、「取り外せないモード」となっている。

まだ、数は少ないのであるが、もう一カ所テコ入れしているところがある。CD/ハイレゾ再生用に使用しているコードのDAC、DAVEの電源入力部だ。


VIVIDオーディオのGIYA G3と、マジコS1のスピーカーを設置する2階リスニングルームにも導入。DAC兼プリアンプのコードDAVE+専用スタンドSの電源入力部には、NCF Booster-Signalを。自作電源ボックスにはNCF Boosterを装着
専用ラックを使うと、本体が斜めに傾斜するため、NCF Boosterでは、電源コネクターが支えられない。しかし、NCF Booster-Signalは、フラットなので支えられる。

不思議なものである。まっすぐに接続固定すると、明らかに空間の透明度が上がる。より、奏者や歌い手のリアリティが高まるのだ。次は、DAVEのラインケーブル、デジタルケーブルを支えてみようと考えている。

また、実際にテストしたが、微細信号が流れ、静電気や振動排除が不可欠なアナログプレーヤーとフォノイコライザー間のフォノケーブルでも、効果があるので、増設したいと考えている。

さらには、クレイドル‐フラットを3段使いし、シャフトも伸ばして、手つかずの2階のラック裏の整理整頓、さらなる音質向上をやってみたいと考えている。

私は、前述のように、スタジオの配線から高音質化のヒントを得た。それを、フルテックがNCF Boosterを開発し、音質向上と活用度を高めていることに感心させたれた。その音質向上も、さることながら、せっかく購入したケーブルを、清潔に、長く大切にしようとする気分にもなる。それは、読者も同じではないだろうか。NCF Boosterシリーズにチャレンジしよう!

【NCF Boosterの仕様】

●トップクランプ素材:特殊ステンレスブロックとオーディオグレードNCF調合ナイロン樹脂●クレイドル:カーブドタイプ●外部サイズ:約94×99.7mm●高さ:基本設定80mm/延長設定で140mmまで調節可能(それ以上はオプション追加)●質量:基本設定580g、延長設定630g


【NCF Booster-Signalの仕様】

●クレイドル:フラットタイプ(一番低い位置での高さは44mm)●外部サイズ:約94.1×99.7mm●高さ設定:基本82.5mm、延長142mm(オプションでさらに追加可能)●質量:基本約280g、延長約340g ※トップクランプは付属せず別売


【共通仕様】

●構造:独自調合マルチマテリアルハイブリッド構造●ベースユニット素材:オーディオグレードABS樹脂、鉄製カウンターウェイト、シリコン注入・鉄製衝撃吸収プレート●クレイドル素材:オーディオグレードABS樹脂とNCF調合ナイロン樹脂(静電効果)●シャフトバー、シャフトバーキャップ、調節ネジ素材:ニッケルメッキ真鍮●付属品:エクステンションシャフトバー×2、シリコン固定リング×2

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