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【特別企画】グラフェン振動板を採用

1万円前後で“完全ワイヤレスイヤホンの枠を超えた”音を実現! NuForce「BE Free5」レビュー

公開日 2018/04/27 09:48 岩井喬/編集部
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急速充電にも対応! バッテリーケースが小型で機能も◎

なお、BE Free5の、イヤホン本体での連続再生時間は最長3時間。バッテリーケースで4.5回のフル充電が行えるため、合計約16時間の使用が行える。たとえば片道1時間半の通勤・通学の、往復の行き帰りに電源を付けっぱなしていても、1週間は持つ計算だ。

バッテリーケースの小ささもポイントだ。またこのケースには曲面が多用されており、持ったときに、手のひらへの収まりが良い点も特筆しておきたい。

小型で手にすっぽりと収まるサイズ感のバッテリーケース

完全ワイヤレスイヤホンにとって、このバッテリーケースはいわば「母艦」。セットで使うもののため、ケースが大きかったり、ゴツゴツとしていたりすると、使い勝手が損なわれてしまう。

さらに一見地味だが使いやすいのは、このバッテリーケースがマグネット式を採用しており、イヤホン部とケースが磁力でくっつくことだ。収納時に位置を厳密に合わせなくても、途中からはスッとイヤホンがケースに収まり、固定される。さらにケースを開けた際にもイヤホンが脱落する心配がない。

イヤホンを約4.5回フル充電できる。急速充電機能も備えている

ケースにはマグネットを装備。イヤホン本体がぴたっと固定される

なお、イヤホンを取り出すと電源が自動的に入り、反対にケースへ収納すると自動的に切れる機能も搭載。こ使い勝手への配慮はぬかりない。

さらに嬉しいのが、このバッテリーボックスが急速充電機能も備えていることだ。15分の充電で、最長1時間の連続再生が行える。

いざ出かけようと思って、イヤホンのバッテリーがあまりないことに気づく…ということはわりと多いと思うが、BE Free5ならば、さっと充電してスマートに持ち出せるというわけだ。

イヤホン本体はIPX5準拠の防滴設計が施されており、ワークアウトにも、雨の中でも安心して利用できる。さらに本体のハウジング部にはハードウェアボタンが設けられており、押す際の力加減と反応についても最適化されている印象。それほど力を入れなくてもカチッとしたクリック感が得られ、誤操作の心配もない。

左右のイヤホン部の、ボタンのクリック感も良好だ

イヤーチップはSpinFit製で、CP350イヤーチップがS/M/Lの3ペア、CP100ZイヤーチップがSSサイズの1ペアを同梱。ほかに前述のイヤーフックも3サイズが付属する。このイヤーチップも、本機の装着感の良さ、そして音質の良さに大きく寄与しているという印象を受けた。

さて、次ページからはいよいよ、岩井喬氏の音質インプレッションをお届けしたい。

次ページ岩井氏「完全ワイヤレスイヤホンの枠を超えた」

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