装着感や使い勝手にも配慮

独自の「ETEMドライバー」搭載、U1万円の実力派Bluetoothイヤホン。エレコム「LBT-HPC51/41」を聴く

高橋 敦

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2018年02月05日
■Bluetoothイヤホンの老舗・エレコムから2機種が登場

エレコムは、他の多くのオーディオメーカーよりかなり早い時期からBluetoothイヤホンに取り組んできたメーカーだ。そもそもオーディオへ本格参入する以前からデジタル周辺機器のメーカーであり、Bluetoothの技術基盤があったからというのもあるだろう。

現在の状況を見ればその取り組みが正解だったことは確かだ。これまでの多くの製品の開発で得たノウハウは、現在の製品開発にも大きく寄与している。

その同社のラインナップへ新たに加わるのが「LBT-HPC51」「LBT-HPC41」だ。HPC51は8mmETEMドライバー+チタンコート振動板を搭載し、レスポンスの良さを重視したモデル。HPC41は「Grand Bass」シリーズの新モデルで、その名の通り低域を重視している。積み重ねてきた技術の上に新たな試みも上乗せすることで、エレコムBluetoothイヤホンの歴史をさらに進めるものとなっている。

LBT-HPC51 ブラック/シルバー(¥9,980前後)


LBT-HPC41 ブラック/レッド(¥8,980前後)
■使い勝手が優秀な「LBT-HPC51」

「LBT-HPC51」から見ていこう。特徴としてまず、「イヤホンを耳から外すとき」「外しているときの快適性」への配慮が行き届き、しっかりとした使い勝手になっていることを挙げたい。

小さな本体とバッテリーボックス付きケーブルというスタイルのLBT-HPC51

大きなところでは、イヤホン本体の背中側にマグネットが仕込まれている。左右のイヤホンを背中合わせにぴたっとくっつけることでケーブルと合わせてネックレス型になり、イヤホンを耳から外しているときでも首から落ちてしまうことがないのだ。

背にマグネットが配置され、左右を連結してネックレスのようにできる

しかも左右をマグネットでくっつけると自動的に、イヤホンの電源がオフになる機構まで仕込まれている。ボタン長押しなどではなく、ユーザーの自然な動きに合わせて自動で電源オフになってくれるので、特に意識しなくともバッテリーの無駄な消費が抑えられる。

そしてこれはイヤホンを耳に着けているときにも効果を発揮するのだが、バッテリーユニットが左右分割配置であること。このところ、首の真後ろに置くことで重量バランスを整える狙いのデザインが多いが、それとは違う考え方だ。ケーブルが後ろにずれ落ちにくいようにという考えだろう。

左右のバランスが均等になるよう設計されている

音質に関わる技術面としては、まず振動板。PETフィルムをチタンコーティングした素材とリブを入れた形状で剛性をアップ。動きに負けて変形することなく、速く正確に駆動する。

その振動板を動かす磁気回路においては「外磁型」構造を採用。磁石の配置をボイスコイルの内側から外側に移すことで、より大口径となるドーナツ型磁石の搭載を実現。単純な話として「磁石が大きい=磁力が強い=駆動力が強い」というメリットがある。こちらの外磁型ドライバーは「ETEM(ELECOM Torus External Magnet)ドライバー」と呼称されている。

そのほか、筐体は高剛性のアルミ製。絡みにくいフラットタイプのケーブル、aptX&AAC対応といったところもポイントだ。

ノズルまで総アルミ製で、剛性が高い

透明感、空気感が得意

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