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K2テクノロジーで実現した“高音質ワイヤレスイヤホン”の実力は? JVC「HA-FD70BT」を聴く

山本 敦

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2017年12月04日

ノズルの先端に超小型のドライバーを配置して、音がノズルを通過する際に生じるロスを最小限に抑えて、耳の奥へ音楽の持つエッセンスを直接届ける。この特徴的な構造とともに、これに合わせて独自に形状をチューニングした専用のイヤーピースが付属する。

トップマウント構造などで高音質を追求

なお、ドライバーの振動板はチタンコーティング処理をかけることで入力信号に対するレスポンスを極限まで高めた。ハイレゾを再生するとその繊細なニュアンスの表現力がとても高いことが実感できるだろう。

ハウジングにはステンレス素材を採用することで、音楽再生の面では不要な振動を抑えて解像度を高める効果を引き出す。金属の仕上げも質感が高く、手触りの良さや煌めき感の高さに所有欲を刺激された。

もうひとつの重要な音響技術が「K2テクノロジー」だ。デジタル音源を圧縮して収録する際にカットされてしまった波形を、音楽の“音程”の部分にあたる「基音」を骨組みにして、楽器や演奏者による固有の高調波成分となる「倍音」を解析しながらハイレゾ相当の高品位なサウンドに波形を復元する。

この技術の始まりはデジタルデータの伝送系を高音質化するため、1987年にビクターグループが開発した「K2インターフェース」である。その後、技術の変遷を経て発売した同技術よって収録された高音質なK2HDマスタリングCDは、かつて多くのオーディオファンを魅了した。

K2テクノロジーの処理イメージ

今秋、JVCはK2テクノロジーを搭載するワイヤレスオーディオ製品を一斉に発表している。HA-FD70BTはその中の1モデルということになるわけだが、本機はBluetoothのオーディオコーデックにaptXとAAC、SBCを採用している。K2テクノロジーはヘッドホン側で各コーデックごとに最適な処理を行うため、音源の種類やプレーヤー側のスペックに依存せずに、受けた音楽信号をすべてハイレゾ相当にアップコンバートできるのが特徴だ。

ネックバンドの右側に設けたボタンをクリックするとK2の機能がオンになる。効果を切り替えながら聴き比べてみると、K2テクノロジーを効かせた方が音楽の輪郭線がよりシャープになって、中高域のつながりが滑らかになる手応えがあった。ボーカルや弦楽器の繊細なニュアンスも明瞭度を増してくる。

機能をスイッチしたときにも変化の幅に不自然さがないので、再生する楽曲やリスニング環境に合わせて気軽に使い分ければいいと思う。なお有線リスニング時にはK2テクノロジーが使えなくなることも覚えておこう。

■音質チェック:k2テクノジーONでボーカルのハイトーンが一段と伸びやかに

それでは本機の音質をチェックしてみたい。プレーヤーにはオンキヨーの“グランビート”「DP-CMX1」と「iPhone 8」を使った。音源にはCDからリッピングしたものなど端末に保存した音楽ファイルや、Apple Musicのストリーミング音源を使用した。

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