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[PR] アプリ連携でさらにユーザーフレンドリーに

完全ワイヤレスからオーバーヘッドまで。ソニーの“選べる”「1000Xシリーズ」3機種を聴く

公開日 2017/12/01 09:00 折原一也
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■ゴージャスな鳴りっぷりで音質のよさも特筆もの!

まずは、RADWIMPSの『前前前世』を聴いてみると、エレキギターのダイナミックな鳴りと情報量と見通しのよさ、そして心地よくタイトに締まる低音は、素直に高音質で驚かされる。映画『ラ・ラ・ランド』サントラのジャズ音源『アナザー・デイ・オブ・サン』のピアノやジャズの楽曲のゴージャスな鳴りも楽器の音を密度感と共に低音もリズム感たっぷりに刻み、曲のよさを引き出す実力派。完全ワイヤレス型は、音質は二の次、という業界の流れに一石を投じる、 “完全ワイヤレス型でも妥協なく高音質 ”がソニー流だ。

音質にも妥協はなし。コンパクトなボディにはパーツがぎっしり!小さくてもダイナミックレンジが広くパワフルなサウンドが得られるように、心臓部には、外磁型磁気回路を持つ新開発6mmダイナミックドライバーを搭載。音質にも妥協がない。そのほかマイクやバッテリー、アンテナ、Bluetoothモジュールなどが合理的に収められている

続いて「WF-1000X」のノイズキャンセリング性能を検証すべく、実際に電車に乗り込みテストしてみた。まずは、標準の“ノイズキャンセリング”では電車や自動車の走行音によるゴーと響く重低音を無音近くまで低減。音楽を聴いていれば、周囲の騒音は全く気にならないほどに快適だ。

■アプリ連携からの「外音取り込み」モードでシーンにあわせた使いこなしも

そしてユニークな機能が、本体のボタンとスマホアプリ「Sony│Headphones Connect」によって、操作が可能な「外音コントロール」だ。“ノイズキャンセリング”から“外音取り込み”に切り替えると、環境音も音楽と共にバランスよく感じれるようにマイクの働きを調整。さらに“ボイスモード”に切り替えると、騒音を抑えつつも周囲の人の声は強調する。

アプリで「アダプティブサウンドコントロール」をONにして、あらかじめ4つのシチュエーションに対して好みのモードを設定しておく事で、スマホのGPSや加速度センサーを利用してユーザーの行動パターンに応じて自動で切り替えてくれる。自宅や外出先でじっくり音楽に浸るなら“ノイズキャンセリング”、移動中やランニング中は“外音取り込み”で車や周囲の喧騒にも気を配り、電車の乗車中は車内アナウンスを聞き逃さない“ボイスモード”と、自分流にカスタマイズして安全・快適に音楽を楽しめる。

スマホアプリ「Sony│Headphones Connect」に対応。とくに便利な「アダプティブサウンドコントロール」を利用すれば、面倒な操作なしに、電車移動、歩行中、カフェでくつろいでいるとき、それぞれに最適な音楽体験が味わえる

“完全ワイヤレス型”ならではの快適な取り回しと、“ノイズキャンセリング”と“外音取り込み”の利便性、そして高音質とすべてが高水準で揃った「WF-1000X」。高音質・高機能で選ぶなら間違いなく頭一つ抜ける存在だ。2017年に選ぶべきワイヤレスイヤホンの決定版として“買い”の筆頭モデルに推薦したい。

Style 02 ヘッドバンド型
ワイヤレス/ハイレゾ/NC完備の会心作「WH-1000XM2」

ワイヤレス、ハイレゾ、ノイズキャンセリングの3拍子を揃えてベストセラーとなった「MDR-1000X」直系の“ヘッドバンド型”のニューモデルが「WH-1000XM2」だ。

ベストセラーモデルのNCとハイレゾをさらに進化させた「WH-1000XM2」

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