【特別企画】高いNC効果を継承

ボーズ「QC35 II」速攻レビュー。世界初のGoogleアシスタント搭載ヘッドホンはどう便利なのか?

山本 敦

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2017年11月27日

J-POPは、小泉今日子のベストアルバムから『艶姿ナミダ娘』を再生した。明るく元気な楽曲を余計にギラつかせず、長い時間心地よく楽しめるバランスに整えた音づくりが巧い。ボーカルは細部のニュアンスが自然に引き出される。高域の伸びは雑味がなくクリア。余韻の階調表現がきめ細かく、一体感と潤いに満ちたサウンドを描きだす。ポップスやロック、ダンスミュージック系の音楽は心地よい躍動感を引き出してくれた。


折りたたみ機構を備え、コンパクトに収納できる
マーカス・ミラーのアルバム「Afrodeezia」から『Hylife』を聴くと、低音再生の質の良さが際立って感じられた。エレキベースのインパクトが鋭く立ち上がる。空気をぐんと押し出しながらダイナミックで熱のこもった演奏を聴かせてくれる。音像もシャープだ。トランペットの高域が鮮やかに伸びて柔らかい余韻を残す。ピアノやサキソフォンのメロディが真ん中に定位して、コーラスの淡いハーモニーが包みこむ。空間の限界を感じさせない立体的な演奏が目の前に広がった。

QCシリーズの静寂に包まれながら味わうクラシックピアノも格別。アリス=紗良・オットの「ショパン ワルツ全集」から『ワルツ第5番 変イ長調作品42 「大円舞曲」』を再生した。QC35 IIはピアニッシモからフォルテッシモまで鮮明に描き分け、微小な音の粒立ちがきれいに揃い、色濃い存在感を立ち上らせる。フォルテッシモのインパクトも柔らかくしなやか。音の輪郭が滲まず、くっきりとした像を結ぶ。ピアニストの指先のリアルなイメージが脳裏に浮かんできた。騒がしいカフェの中、地下鉄での移動中など環境に制限されることなく、最も心地良い音楽に耳を預けることができた。

QC35 IIは、付属ケーブルを本体につなげば有線リスニングもできるヘッドホンだ。なお有線の場合、ノイズキャンセリングオンでも40時間の使用が可能だ。しかも、万が一バッテリーが切れても、パッシブヘッドホンとして使用し続けられる。

本機はワイヤレスでノイズキャンセリングをオンにした場合でも約20時間使えるスタミナ仕様なので、バッテリーが切れる心配はそもそも少ないが、例えば飛行機で旅行する時には、機内エンタテインメントにケーブルでつないで楽しめるのが心強い。QuietComfortシリーズの高品位なノイズキャンセリング機能の実力が存分に感じられるだろう。


イヤーパッドは柔らかくつけ心地も良い

バンド部も頭が当たる部分は柔らかな素材で装着感が良い
また、しなやかなヘッドバンドに低反発フォーム素材を採用する柔らかなクッションによる、快適な装着感もQC35から引き続き採用している。使い込むほどにその心地良さは実感を伴ってくるはずだ。



Googleアシスタントとの連携を深めて、さらに他の追随を許さないほどの革新性を手に入れたQuietComfortシリーズの最新モデル「QC35 II」。ぜひ一度試してみる価値のあるヘッドホンだ。

(特別企画 協力:ボーズ)

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