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デュアルDAC搭載/性能を大幅向上

【レビュー】Astell&Kern「AK70 MKII」 ー フラグシップの思想を継承した“プレミアム”なエントリーDAP

公開日 2017/10/17 11:21 山本 敦
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AK70から受け継ぐ充実の機能性

AK70で好評価を受けた機能は軒並み引き継がれている。まず、ハイレゾ音源の再生フォーマットは幅広くサポート。ネイティブ再生はリニアPCM系の192kHz/24bitまでに対応。384kHz/32bitまでのファイルをダウンコンバート再生ができるほか、5.6MHz/2.8MHzのDSDファイルもリニアPCM変換で対応する。これから様々な種類のハイレゾ音源が発売されても、当面再生互換は心配せずに長く使えるはずだ。

UI、機能面も前作を引き継ぐ

画面上端から下へのスワイプ操作でメニューが現れる点も変わらず

Wi-Fi接続ができるので、ホームメニューからハイレゾ楽曲配信サイト「groovers」にアクセスして様々な音楽ファイルを購入、プレーヤーに直接ダウンロードができる。

Wi-Fi機能を活かしてホームネットワークに接続し、NASに保存した音楽ファイルをあたかもプレーヤーの内蔵メモリーから再生するかのように聴けるスマホアプリ「AK Connect」との連携も秀逸だ。Astell&KernのハイレゾDAPの多くに搭載されている機能なので、まだ体験したことのない方がいればぜひ試してみてほしい。

「AK Connect」は大変使い勝手が良い

USBオーディオ出力は、DAC内蔵アンプとの接続や、据え置き型のオーディオシステムへリスニング環境を発展させたい場合には重要となる機能だ。AK70 MKIIはこれも抜かりなく実装している。DSDファイルのDoP出力もサポートしている。

さらにUSB-DAC機能も搭載しているので、例えばパソコンで再生中のSpotifyやApple Musicなどのストリーミングコンテンツも、AK70 MKIIを介て充実のクオリティで楽しめる。なお、新しく発売されたリッピング用ドライブ「AK CD-RIPPER MKII」と組み合わせれば、AK70 MKIIに直接CDから音源をリッピングしてアーカイブすることもできる。

USB出力形式はDoPとPCMで選択可能

「AK CD-RIPPER MKII」のリッピング設定画面も

もうひとつ、Bluetoothについては、AK70がソフトウェアアップデートによって追加した高音質コーデック「aptX HD」を発売時から搭載。aptX HDは24bit相当のワイヤレス伝送を実現する技術だが、今年の秋冬には対応ヘッドホン・イヤホンが一気に増える見込み。本機と組み合わせてハイレベルなワイヤレス再生環境を揃えてみてもよさそうだ。

3つの課題曲で音質を確認

今回は「AK70 MKII」と現行モデルのAK70を用意してふたつのモデルを聴き比べながら、AK70 MKIIの進化を探ってみた。イヤホンにはふだん筆者がリファレンスにしているAstell&KernとJH Audio共同開発の「Michelle」を使って、バランス接続とアンバランス接続を切り替えながら聴いた。

次ページ上位機の魅力を見事に取り込んだ

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