【特別企画】

満を持して登場、高コスパLightningイヤホン「極の音域 Hi-Res ANTARES」を聴く

折原一也
2017年09月26日
約5,000円のハイレゾ対応イヤホン「極の音域 Hi-Res ALDEBARAN」でオーディオファンに衝撃を与えたMSソリューションズ。この「極の音域」シリーズは順調にラインナップを拡充し、それぞれレビュー記事もお届けしてきた。

そんな極の音域シリーズに今回、満を持してLightningイヤホン「極の音域 Hi-Res ANTARES(アンタレス)」が登場した。本製品もMSソリューションズならではの高コスパモデルに仕上がっているのだろうか? 期待を膨らませながら試聴した。

Lightningイヤホン「極の音域 Hi-Res ANTARES」


低価格&高音質のLightningイヤホン“大本命モデル”
Lightningイヤホン「極の音域 Hi-Res ANTARES」 ¥9,241(税抜)

思い返せば、ポータブルオーディオのトレンドを大きく動かしたのは、ヘッドホン端子を廃止したiPhone 7だった。先日発表されたiPhone 8やiPhone Xもヘッドホン端子がない。そんな中、今回満を持して登場したのが、Lightningイヤホン「極の音域 Hi-Res ANTARES(アンタレス)」。さそり座で最も明るく、赤く輝く恒星の名を冠している。

Lightning端子でiPhoneに直結できる

Lightning端子部はアップルのMFi認証を取得したもの。アップル純正の「Lightning Audio Module(LAM)」を搭載している。また、3ボタン仕様のマイク付きリモコンも備えている。φ9mmのダイナミック型ドライバーを搭載。再生周波数帯域は5Hz〜40kHzとなる。

使い方は簡単、iPhoneのLightningコネクタに本機を直結するだけ。特に設定などが要らず、これまでのイヤホンと同じように使えるのは嬉しい。コード長は通常の有線イヤホンと同じ1.2mなので、取り回しもしやすい。

イヤーチップを外したところ

実際に「ANTARES」のサウンドを聴き込んでみると、そのサウンドクオリティに驚く。単に旬のカテゴリの製品ということに留まらず、しっかりと音質で勝負してくる製品だ。それでいて9,241円(税抜)と、Lightningイヤホンとしては手頃な価格に収めてくるあたり、さすがという感じだ。

宇多田ヒカルの『道』を聴いても、声の帯域の厚みと密度感をダイレクトに引き出す情報量志向のサウンドで、メロディラインのセパレーションの良さのみならず歌声のニュアンスまでも丁寧に聞き分けられるほど。音空間が広く、楽器の演奏はクリアで見通しのいい空間のなかで展開しているし、ダイレクトに演奏を聴き分けられるイヤホンとしての素性の良さを持ち合わせている。

RADWIMPSの「前前前世(movie.ver)」のエレキギターの音も正確な情報量と共にスピード感溢れる演奏で聴かせる。重低音はやや強めなチューニングだが、屋外で聴く際はテンポよく聴けるパワー感があり好印象だ。ジャズ、クラシックの音源を聴き込んでも、密度たっぷりのサウンドが素晴らしい。ジャンルを問わず鳴らすオールマイティーさを発揮してくれた。

「ANTARES」は、奇跡的なほど上質な音にまとめられた、個人的なヒットモデル。iPhoneユーザーで、ワイヤレスより有線タイプでシンプルなイヤホンが欲しいという方には、真っ先に試してみてほしい注目モデルだ。

(特別企画 協力:MSソリューションズ)