フラッグシップの最終章

AUDIO NOTE「GE-10」を聴く ー “天上的に美しい音楽”を奏でる最高峰フォノイコライザー

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鈴木 裕

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2017年09月19日

開発者から
株式会社オーディオ・ノート
商品開発チーフデザイナー
廣川嘉行氏


廣川嘉行氏
旗艦フォノイコライザーアンプとして、本質的なナチュラルさと最高の上質感を求め開発しました。回路は自然な質感を得るためにCR型を採用。初段は優れた高域特性を持つE88CCのカスコード接続とし、CR素子を挟んだ後に6072パラレル接続によるプレートフォロア+カソードフォロア出力回路を搭載し、地に足の着いた揺らぎのない音像表現を実現しました。

電源部は別筐体とし、電源トランス、ダブルチョークコイル、大容量コンデンサ群による電源回路を左右独立して搭載しています。ヒーターはシャント型回路とし、高い静寂感と安定度を達成しました。チューニングは代表の芦澤が入念に行いました。(廣川氏)





シェルリード線
AUDIO NOTE
SL-115
¥21,600(税込)

同社初の純銀線のリード線。色彩豊かな再現性に感服

銀線を酸いも甘いも噛みつくしたオーディオ・ノートがリリースするシェルリード線は、やはりただものではない。線径の違う銀リッツ線を撚り合わせた芯線で、チップは半田付け、絶縁体はシリコンチューブが採用されている。触ってみると非常にソフトでしなやか、記述はないが、純度の高い銀線でなければこうはいくまい。自宅レファレンスのシェルリードと取り替えて聴いたが、もう最初の一音が出た瞬間、何という品の良さ、品位の高さかと舌を巻く。銀というとややハイ上がりで白っちゃけた音という印象をお持ちの人もおいでかと思うが、このリードを聴いたら完全にイメージを覆されるに違いない。抑えられたところがなく太く伸びやか、色彩感豊かで音楽の情景と演奏の抑揚をダイレクトに伝え、それでいてこのさりげない鳴り方には、まったく感服のほかない。

(炭山アキラ)


GE-10 Specifications●基本構成:ステレオCR 型フォノイコライザーアンプ ●RIAA偏差:±0.5dB(30Hz~20kHz、ローカット含まず)●ゲイン:38dB ●入力/インピーダンス:RCA2系統/アンバランス=47kΩ●出力:1系統(RCA、アンバランス、負荷20kΩ以上)●残留ノイズ:1.5mV 未満 ●真空管:E88CC×2、6072×4, 6CA4×2 ●消費電力:46W ●サイズ(突起部含まず):本体部= 320W×160H×414Do/電源部=320W×160H×414Do●質量:本体部=15kg /電源部=20kg

SL-115 Specifications●線材:純銀線(線径の異なる複数の銀線 をバランスよくブレンド)●コネクター:ハンダ付け ●取り扱い:(株)オーディオ・ノート


※本記事は「季刊analog」57号所収記事の一部を抜粋したものです。くわしいレビューは雑誌でご覧頂けます。購入はこちらから。

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