深みのあるサウンドが特徴

Lotoo × ENIGMAcoustics「Dharma D200」レビュー。ハイエンドブランドがコラボした注目イヤホン

野村ケンジ

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2017年07月28日
■2つのハイエンドブランドがコラボしたイヤホン

音質最優先のハイエンドモデル「PAW Gold」などハイレゾ対応DAPをラインアップするLotooと、セルフ・バイアス式静電型スーパートゥイーター「Sopranino」やダイナミック型ドライバーとエレクトロスタティック型をハイブリッドさせたヘッドホン「Dharma D1000」など、特徴的な製品をラインアップするENIGMAcousticsがコラボレート。ミドルクラスのカナル型イヤホンを作り上げた。それが「Dharma D200」だ。

Lotoo × ENIGMAcoustics「Dharma D200」(¥30,000/税別)

こちらの製品が誕生するに至った詳細はインタビュー記事(関連リンク)を参考にしていただくとして、端的にいえばこのDharma D200は、PAW Goldとの実力を十二分に発揮することができるよう、PAW Goldとの組み合わせを最重要視されて開発された製品となっている。ある意味、PAW Goldの別売オプションともいっていい個性的な存在だ。実際、Dharma D200の開発にはLotooスタッフも参加しており、PAW Goldとの組み合わせにおいてベストなサウンドを作り上げているという。

■ケーブルまで含めたトータルのサウンドチューニング

そんなこだわりは随所に見られる。まず、搭載されているドライバーはダイナミック型1基というシンプルな構成となっている。実はこちら、最初からダイナミック型1基で開発がスタートしたのではなく、BAドライバーとのハイブリッドなども試作検討されたものの、PAW Goldが目指すサウンドの方向性と一致させるべく、最終的にダイナミック型ドライバーのシングル構成をチョイスすることになったという。またケーブルも最近の中〜上級モデルに多い着脱式でなく、オーソドックスな直出しを採用しているのも、ケーブルも含めてトータルでサウンドチューニングを行っているからだそうだ。

ドライバーには10mmのダイナミック型を採用。ケーブルまで含めたチューニングを行っているため、直出しのケーブルとなる

ケーブルは銀銅ハイブリッド導体を採用したもの。しなやかで取り回しもしやすい

このように、音質については隅々までこだわり抜いた製品に仕上がっているDharma D200だが、外観を見ると、ユーザビリティ重視の上質かつスマートなデザインに仕上げられているから興味深い。

金属製のプラグ側にはENIGMAcousticsのロゴがあしらわれる

ケーブルの分岐部にもメタル製のパーツを採用。こちらにはLotooのロゴを刻印

イヤホン本体部分は、ダイナミック型ドライバーのシングル構成であることに加え、金属素材を随所に活用したこともあってか、かなりコンパクトなサイズにまとめ上げられている。イヤーピースも良好なフィット感を持つので、実際に装着してみるとかなり軽快な印象だ。また、細身の3.5mmプラグやイヤホン本体に落ち着いたゴールドカラーをあしらっていたり、シルバーカラーのケーブルと組み合わせたりと、外観は上品かつ上質なイメージで纏め上げられている。屋外で使用することの多いイヤホン製品だけに、音質を優先しつつもスタイリッシュな外観に仕上がっているのはありがたい。また付属のイヤホンケースも、レザー素材のソフトタイプでなかなか上品だったりする。音質を最優先し、ミドルクラスに位置する価格帯の製品でありながら、ユーザビリティまでしっかり配慮されているのは嬉しい限りだ。

レザー素材のイヤホンケースには、LotooとENIGMAcousticsの両方のブランド名が記される

Dharma D200のサウンドは?

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