[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第176回】Astell&Kern×JH Audioコラボの“末っ娘”「Michelle」をじっくりレビュー!

高橋 敦

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2017年01月27日
聡明優秀な“末っ娘”登場!

近年のJH Audioのユニバーサルモデルは、Astell&Kernとのコラボレーションによる「THE SIREN SERIES」がその主力となっている。先日までのラインナップは以下のとおり。

○「Layla II」 実売30万円前後(低域×4・中域×4・高域×4)
○「Roxanne III」実売20万円前後(低域×4・中域×4・高域×4)
○「Angie III」 実売13万円前後(低域×2・中域×2・高域×4)
○「Rosie I」 実売10万円前後(低域×2・中域×2・高域×2)


それぞれがその価格に比した満足度を備える各モデルなのだが、それにしても「シリーズのエントリーモデルが10万円」となると、「その時点で一般的な他社のハイエンドモデルより高いよ!」と敷居の高さは感じる方も多かったことだろう…

さあお待たせしました、末っ娘の登場!AK & JH AudioMichelle実売6万円前後です!

今回もコラボなので左右それぞれに両社のロゴ

3Dプリンティングによるという筐体も大きなポイント

もちろん世間的に言えば十分にお高い。しかしイヤホンファンにとっては「ハイエンドとして一般的な価格」とか「ハイエンドの中ではエントリー的な価格」みたいなところではないだろうか。お財布に余裕のある重篤なイヤホンマニアの方なら「これ“も”買ってみるか」感覚でいける方もいらっしゃるかもしれない。普通の音楽ファンの方でも「思い切って奮発して高級イヤホン!」の価格の範疇に辛うじて収まる………かもしれない。

価格についての感じ方は人それぞれとして、このMichelleの魅力は価格的にシリーズでいちばんお手頃!というだけではない。超ハイエンドモデルで磨き抜いてきた技術要素を最新のノウハウで最小限の構成に落とし込んだおかげか、シンプルイズベスト!的サウンドや使いやすさ、造形の美しさを獲得していることも注目点である。

そして、基幹的な技術要素の多くは超ハイエンドモデルと共通でありつつ、ドライバー構成はシンプルというこのMichelleの音を基準とすることで、同シリーズの超ハイエンド機はドライバー数を増やしたことで何を得ているのか?というのも考えやすくなる、かも。

まあそれはさておき、まず今回はとにかく「Michelle」自体のポイントや魅力を伝えていこう。

シンプル構成に注ぎ込んだJHの独自技術「freqphaseテクノロジー」

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