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<山本敦のAV進化論 第105回>

携帯電話キャリアが作った“手のひらプロジェクター”「Smart Beam Laser」を試す

公開日 2016/08/31 11:40 山本 敦
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画面サイズを大きく映すなら、50インチから60インチ前後までがベスト。60インチぐらいを超えると、ややフォーカスが甘く感じられるようになる。また、長い時間視聴していると映像に細かな斑点のようなレーザー光源特有のスペックルノイズが表れてくるのが若干気になる。被写体のエッジなどに目を凝らすと、色味のズレも時折表れた。全体に映像が青っぽい色合いなので、アプリ等から映像の色合いなどを簡易にでもよいので調整できるメニューが欲しくなる。

内蔵スピーカーの音量は思った以上にパワーがあるので、YouTubeに公開されている音楽系の動画を壁に映しながら映像付きのBGMのように楽しめる。音量の調整はスマホアプリ経由、または本体の電源ボタンをシングルクリックすれば6段階で上下できる。

手のひらに乗るほど小さく、立方体デザインなので、三脚などを使わなくても設置・画面投写の自由度は高い。ベッドに横たわりながら天井に向かって映像を映して楽しむことも簡単にできるが、サイズと反比例してファンノイズはそこそこ聞こえるので、音のない静止画などを上映する際には少し気になるかもしれない。

■起動が早いのでビジネスシーンでのプレゼン用途にも

本体の電源を入れてからの起動スピードが速いので、ビジネスシーンでのプレゼン用途にも向いていると思う。HDMI端子が付いているノートPCなら、プロジェクターを素速くつないでプレゼンの書類を大きな画面に映せる。

本機のアクセサリーとして、A4サイズのバインダーを展開して20インチ相当の簡易スクリーンに早変わりするポータブルスクリーン「Smart Beam Screen」も販売されているので、あわせて活用したい。プロジェクターと一緒に持ち歩いてもバッグのスペースを塞がないサイズ感もいい。プロジェクターの商品パッケージにキャリングポーチが同梱されていないのが残念だが、デジカメ用のアクセサリーに応用できるものが色々ありそうだ。

携帯電話会社がつくったプロジェクターということで、スマホとの親和性はもっと高いものと想像していたが、NFCへの対応などは実現して欲しかったところ。まだ使い勝手を良くできる余地は残されている。本体にSIMカードスロットを搭載して、本体だけで独立してインターネットにつなぎながらWeb動画を楽しめたりできれば、なお魅力的だと思う。SKテレコムとしてプロジェクターの商品企画・開発にもこれから力を入れていくのか注目だ。

A4サイズのポータブルスクリーン「Smart Beam Screen」

また今回の製品に限らず、スマホやタブレットなどモバイル機器とプロジェクターは今後もさらに関係を深めていきそうなプロダクト同士。画質や操作性など機能面での品質向上にも期待したい。

バインダーを開くと約20インチのスクリーンが現れる。仕事でのプレゼン用途、自宅でのちょっとした映像鑑賞にも便利なアイテムだ

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