<山本敦のAV進化論 第105回>
携帯電話キャリアが作った“手のひらプロジェクター”「Smart Beam Laser」を試す
山本 敦
2016年08月31日
今回は韓国の大手携帯電話キャリアであるSKテレコムが開発した、手のひらに乗るコンパクトなキューブ型のレーザープロジェクター「Smart Beam Laser」をレポートしよう。開発元が通信キャリアならではのスマートフォンとの相性のよさはあるのかといった点や、AV系ガジェットとしての実力を検証してみたい。
■手のひらサイズでシンプルなデザインのモバイルプロジェクター
SKテレコムはKT、LG U PLUSと肩を並べる韓国の大手通信キャリアである。日本で言えばドコモやKDDI、ソフトバンクのような存在だ。筆者もこれまでに何度か世界最大の携帯電話関連の展示会であるMobile World Congressを訪ね、SKテレコムのブースを取材してきたが、同社はコンシューマー向けのIoT、ロボット、そしてAV関連のモバイルアクセサリー製品の開発にも積極的に取り組んでいる印象を受けた。
この「Smart Beam Laser」も2014年に上海で開催されたMobile Asia Expoのイベントに展示していたSKテレコムのブースでプロトタイプとして展示されていたものを見ていたが、今年の夏にタイセイテックが日本国内での正式販売をスタートさせた。
本体は3辺がそれぞれ5.5cm、質量が195gという手のひらサイズで、前面にレンズを搭載。天面と側面に内蔵スピーカーが出力した音を通すスリットを設けて、さらに両側面にはHDMI/MHL端子とmicroUSB端子もある。
その他ボタン類は、天面に電源兼ファンクション切り替えのボタンが付いただけのシンプルなデザイン。色は落ち着いた濃いめのブラウン。内蔵ストレージは持たず、SIMカードスロットも搭載していない。Bluetooth機能も非搭載で、スマホやタブレットとはWi-Fiによる無線接続、またはMHLによる有線接続でつなぐ。
■レーザー光源の特徴を活かしフォーカスフリー機能を実現
プロジェクターの光源にはレーザーが使われている。レーザーと聞けば、うっかり光が瞳に飛び込んでしまったり肌に触れた時の危険性や、熱が火のもとにならないかなど心配に感じるところがあるかもしれないが、本機ではIEC規格によるレーザークラス分類「クラス1」の基準を満たしている。
ふつうに壁紙を貼った壁への投写も問題なくできる。安全性は確保されているが、なにぶんコンパクトな製品なので、手に持った状態でうっかり投写レンズを直接のぞき込んでしまわないように気をつけて使いたい。
■手のひらサイズでシンプルなデザインのモバイルプロジェクター
SKテレコムはKT、LG U PLUSと肩を並べる韓国の大手通信キャリアである。日本で言えばドコモやKDDI、ソフトバンクのような存在だ。筆者もこれまでに何度か世界最大の携帯電話関連の展示会であるMobile World Congressを訪ね、SKテレコムのブースを取材してきたが、同社はコンシューマー向けのIoT、ロボット、そしてAV関連のモバイルアクセサリー製品の開発にも積極的に取り組んでいる印象を受けた。
この「Smart Beam Laser」も2014年に上海で開催されたMobile Asia Expoのイベントに展示していたSKテレコムのブースでプロトタイプとして展示されていたものを見ていたが、今年の夏にタイセイテックが日本国内での正式販売をスタートさせた。
本体は3辺がそれぞれ5.5cm、質量が195gという手のひらサイズで、前面にレンズを搭載。天面と側面に内蔵スピーカーが出力した音を通すスリットを設けて、さらに両側面にはHDMI/MHL端子とmicroUSB端子もある。
その他ボタン類は、天面に電源兼ファンクション切り替えのボタンが付いただけのシンプルなデザイン。色は落ち着いた濃いめのブラウン。内蔵ストレージは持たず、SIMカードスロットも搭載していない。Bluetooth機能も非搭載で、スマホやタブレットとはWi-Fiによる無線接続、またはMHLによる有線接続でつなぐ。
■レーザー光源の特徴を活かしフォーカスフリー機能を実現
プロジェクターの光源にはレーザーが使われている。レーザーと聞けば、うっかり光が瞳に飛び込んでしまったり肌に触れた時の危険性や、熱が火のもとにならないかなど心配に感じるところがあるかもしれないが、本機ではIEC規格によるレーザークラス分類「クラス1」の基準を満たしている。
ふつうに壁紙を貼った壁への投写も問題なくできる。安全性は確保されているが、なにぶんコンパクトな製品なので、手に持った状態でうっかり投写レンズを直接のぞき込んでしまわないように気をつけて使いたい。
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