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一条真人の体当たり実験室

一条真人のロボホン日記(4)元取れないから記事書かせて!オールアバウトさんに直談判の巻

2016/08/03 出演:一条真人 構成:風間雄介
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一条(にらみつける編集長の前で小さい声になり)……ぇー、ということで、ロボホン記事をどうか一つ…。



松井ダメです。




言下に否定する松井編集長。付け入るスキすらない感じだ。

松井ロボホンは、すでに専門家さんに記事化して頂いてます。一条さんにはBDレコーダーのガイドとして引き続きがんばっていただけたらと。

一条そんなこと言ったって、BDレコーダーもあまり新製品ないし、原稿依頼もほとんどないんですよ? どうやってがんばれっていうの! ムリですよ!!

風間…やばいな。一条さんヤケ気味になってる。



杉浦一条さん、我々にも見放されかかってますし、これでオールアバウトさんにも受け入れられなかったら、ガチでキレそうで怖いですね。……風間さん、ここは一つ、我々も頭を下げませんか?


風間えっ? なんで俺らがオールアバウトさんに頭下げるの? 筋が違うくね?


杉浦それはそうなんですけど、ここは誠意の見せどころかと。ほら、我々がきっかけになって買って頂いたわけですし。


風間…それ言われると弱いんだよなー。じゃあちょっとやってみるか。


杉浦……お話し中のところすみません。音元出版と申しますが、私たちからも一条さんをぜひ推薦させて頂きたく思います。


松井…………。



腕組みをし、睥睨する松井編集長。沈黙を続けるその姿を見ると、ちょっとやそっとの説得では心が変わりそうもない。

風間(小声で)仕方ない。やるか。



杉浦はい。



風間…僕たちからもお願いです! 一条さんに、ロボホン記事を書かせてあげてください!



額が切れんばかりに、机に頭を擦りつけて懇願する風間と杉浦。入社して十数年経ったが、こんなに深々と頭を下げたのは初めてかもしれない。

ところが、だ。頭を下げながらふと横を見ると、肝心の一条氏が頭を下げていない!


……強い怒りがこみ上げてきた。

関係ない(?)俺たちがこれだけ平身低頭してるのに、当事者が超然と振る舞ってるとは何事だ!

思いは杉浦も同じだったようだ。ふたりで一条氏の頭を思い切り押さえつけ、ムリヤリ頭を下げさせる。




風間ぜひお願いします!



松井そうですか…。そこまでされたら、無碍に断るわけにも行きませんね。



杉浦ありがとうございます!



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