<山本敦のAV進化論 第93回>

どれを選べばいい?「定額制&無料VODサービス」16社の特徴を徹底解説!

山本 敦

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2016年06月09日
日本にNetflixが上陸してから間もなく10ヶ月が経とうとしている。Netflix上陸を機に、日本国内ではこれまでなかなかブレイクしないと言われてきた「定額制動画配信(SVOD)」の人気に火が付き、「動画配信元年がやってきた」とも言われている。直近での主要VODサービスプロバイダーの展開を整理しながら、いまオススメの動画配信サービスを探ってみたい。


■NetflixやdTVなど注目VODサービスの動きがますます活発に

まずは今最も注目されているNetflixをはじめ、dTV、Amazonプライム・ビデオ、Huluという主だった4つのVODサービスプロバイダーの直近の動向を確認していこう。

◆Netlfix

グローバルでのユーザー数が8,000万人を超えたという米の巨人・Netflixは作年秋に日本上陸を果たし、いま最も活性化しているVODサービスプロバイダーの一つだ。利用料金は「スタンダード」が950円/月。4K映像が視聴できる「プレミアム」が1,450円/月で、最も安価なSD画質の「ベーシック」なら650円/月から楽しめる。

日本独自制作のローカルコンテンツの拡充にも力を入れており、直近でもオリジナルドラマ「火花」が封切りされて話題を呼んだ。もちろん海外発信のオリジナルドラマはハリウッド映画顔負けの高い完成度を誇る作品揃いで、シリーズ作品は複数話を手軽に“いっき見”できるユーザーインターフェースも便利にできている。筆者も先日まで『デアデビル』に深々とはまっていた。

又吉直樹「火花」を独自に映像化

Netflixでは多くの話題作を4K品質で配信している。大手サービスプロバイダーの中でも、Netflixは特に4Kコンテンツの制作に力を入れているイメージが強く、実際に4K/HDR作品の拡大にも余念がない。従来方式の「HDR10」だけでなく、国内でもLGからDolby Vision方式によるHDRコンテンツの再生に対応するテレビが登場するタイミングに合わせて、HDR10とDolby Visionとの二段構えによる4K配信にもいち早く乗り出す。

薄型テレビによる視聴と親和性が高いこともNetflixの特徴だ。この春にスタートした「Netflix推奨テレビ」のプログラムではLGとソニーのテレビを認定。Netflixを快適に見るための使い勝手を高めたスマートテレビが推奨ロゴを付けることができる。実際にテレビの電源起動後、Netflixのサービスにわずか4秒前後のインターバルで遷移できるアクセス性の高さは圧巻だ。

Netflix推奨テレビプログラムも展開

そしてNetflix対応テレビに付属するリモコンに、目立つ位置に大きくNetflixボタンが設けられている。そのインパクトも大きかったことから、多くのユーザーにとって「スマートテレビで楽しむVODと言えばNetflix」というイメージも刷り込まれつつあるのではないだろうか。Netflix対応テレビを持っていて、まだ視聴したことがないという方は、ぜひ一度無料体験を実施してみるといいだろう。

対応機器にはNetflixボタンが搭載されている(写真は東芝レグザZ700Xのリモコン)

Netflix対応のAV機器はテレビだけでなく、BDレコーダーやBDプレーヤーにも広がりつつある。従来はテレビ番組を録画して視るための機器としてリビングで活躍してきたビデオレコーダーを介してVODサービスのコンテンツにもつながり、結果ユーザーが多彩なコンテンツに色んな方法でアクセスして楽しめるようになることはとても良いことだと思う。ぜひレコーダー機器が様々なVODサービスのゲートウェイとして育って欲しい。

◆dTV

NTTドコモとエイベックス通信放送が協業展開するdTVは、日本を代表するSVODサービスであり、いま最も勢いよく多彩なトピックスを発信し続けている。今春の時点では会員数が500万人を突破。月額500円で見放題と安価に利用できる点も特徴だ。

Amazonプライム・ビデオやhuluの特徴は?

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