アイ・オー・データ「RockDisk for Audio」で検証

お手頃オーディオ専用NASでネットオーディオ! AVアンプやコンポでかんたんスタート

ファイル・ウェブ編集部(記事内レポート:山之内正)

前のページ 1 2 3 4 次のページ

2015年12月28日
何千枚のアルバムから聴きたい曲をぱっと選び出し、それを“いい音”で再生できる。音楽には家中どこからでもアクセス可能。わざわざパソコンの電源を入れる必要もなく、手元のタブレットで直感的に操作できる。ネットワークオーディオを一度体験すると、このリスニングスタイルを手放すことは難しい。今回は、そんなネットワークオーディオを身近な機器で楽しむ方法をご紹介したい。

アイ・オー・データのNAS「RockDisk for Audio」と身近なネットワークオーディオ対応製品を組み合わせて、手軽なネットワーク再生を試してみた

ネットワークオーディオというと特別な機材が必要な印象があるかもしれないが、すでにオーディオやホームシアターを楽しんでいるなら、手持ちの機器を確認してみてほしい。実は、ネットワークオーディオ機能を備えた機器は、すでに身の回りにたくさんある。AVアンプやBlu-rayプレーヤー、ミニコンポにハイレゾ対応ポータブルプレーヤー、果てはスマートフォンやタブレットにも対応しているものがあり、ネットワーク再生を可能にするアプリも登場している。では、あとは何を用意すれば始められるのか?

ネットワークオーディオを始めるのに必要な「NAS」

手持ち機器でネットワークオーディオを始める上で、ひとつ必要なものがある。音楽ライブラリを保存・配信する役割を持つ「NAS」だ。今回はアイ・オー・データ機器の「RockDisk for Audio」を用意した。このNASはオーディオ専用モデルなので、箱を開けてLANケーブルにつなぐだけですぐに使える。しかも値段は1TBで約22,000円。オーディオ向けとしては圧倒的に低価格だ。DSDやe-onkyo music 自動ダウンロードにも対応しており、ファンレスで静音性も高く、しかもコンパクト。ちなみに本機は、アイ・オー・データの直販サイト「アイオープラザ」での専売モデルとなっている(直販サイト)。

アイ・オー・データのNAS「RockDisk for Audio」

このRockDisk for Audioとの組みあわせで、身近なオーディオ・AV機器やスマートフォンでネットワーク再生がすぐに楽しめるか、実際に試してみた。

身近なオーディオ・AV機器が搭載している
ネットワークオーディオ機能を試す


今回の検証では、一般家庭を想定して無線LAN対応ルーターを用いたネットワークを用意。ここにNASとしてRockDisk for Audio、および下記の各ネットワーク再生機器を接続して再生を行った。接続は有線LANがあるものはそちらを優先した。

AVアンプ
YAMAHA「RX-V479」

YAMAHA「RX-V479」

当サイト読者の所有率が高い機器のひとつ、AVアンプ。ホームシアター用途はもちろん、HDMIハブの役割も兼ねてテレビ回りのメディアセンターとして使っている方も多いはず。AVアンプのネットワーク再生対応は早い段階から進んでおり、今ではエントリー機を含むほとんどのモデルが対応する。お持ちの機種の説明書を見れば、ネットワーク再生機能がある方も多いだろう。今回はヤマハの入門機「RX-V479」を使ってネットワーク再生を試した。

RX-V479は192kHz/24bitまでのWAV/AIFF/FLAC、96kHz/24bitまでのALAC、5.6/2.8MHzのDSD再生に対応する。iOS/Android向けの操作アプリ「AV CONTROLLER」も提供する。このアプリからネットワーク再生を試してみた。

入力選択から「SERVER」を選択すると、ネットワーク上のNAS名が表示されるので選択。あとはナビゲーションツリー(*1)に従って楽曲を選択すれば、ネットワーク再生が楽しめる。アプリのレスポンスも良好だ。ちなみに一般向けNASでDSD対応の機種は皆無なので、DSD対応のRockDisk for Audioとの相性も良好だ。

操作アプリ「AV CONTROLLER」の画面。まずは入力選択から「SERVER」を選ぶ

ナビゲーションツリーが表示されるので、お目当ての曲を選曲

実際に楽曲を再生しているところ。ジャケット画像も表示

機種によってはリモコンとGUIからのネットワーク再生操作も可能だが、本機はエントリーということでGUIおよび本体の日本語楽曲表示に非対応。スマホやタブレットのアプリから再生する方がいいだろう。

*1 ナビゲーションツリー:ネットワーク再生に対応する機器からサーバーを表示させると、アーティスト名/アルバム名/曲名/フォルダ名など様々な項目から楽曲を閲覧していくことができる。これをナビゲーションツリーと呼ぶ。


BDプレーヤー
SONY「BDP-S6500」

SONY「BDP-S6500」

ソニーのBDプレーヤー「BDP-S6500」は実売約20,000円のエントリーモデルながら、本格的なネットワークオーディオ機能を搭載。192kHz/24bitまでのWAV/AIFF/FLAC/ALAC、5.6/2.8MHz DSDの再生に加え、本格的なプレーヤーにも対応していることが珍しい、FLACとWAVのハイレゾマルチch再生も可能と、ネットワークプレーヤーとしての対応フォーマットも充実している。

ハイレゾを再生する際は、テレビに表示したBDプレーヤーのメニュー画面を使って行う。ホーム画面の「メディアサーバー」を選択すると、ネットワーク上のNASが表示されるので選択。あとはナビゲーションツリーから楽曲を選ぶだけ。テレビの大画面に表示されるので見やすく、リモコンでの操作も簡単だ。

ホーム画面から「メディアサーバー」を選ぶ

ネットワーク上のサーバー一覧からNASを選択


ナビゲーションツリーから楽曲を選曲

再生中の画面。ジャケット画像は表示されないが、再生中のフォーマットは右上に表示される

BDP-S6500によるネットワーク再生は、今回紹介する各製品の中でも特にシンプル。2万円のBDプレーヤーにこれだけのネットワーク再生を備えている点でもありがたい存在だ。

ミニコンポやスマホのネットワーク再生も検証

前のページ 1 2 3 4 次のページ

関連記事