<山本敦のAV進化論>第14回

【レビュー】大量のハイレゾ音源をすべて持ち運ぶ! 「Wi-Fiストレージ」で快適ポータブルオーディオ

山本 敦

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2014年07月02日
今週は、いま注目を集めているポータブルサイズのWi-Fiストレージについて、オーディオ的な使い方を検証してみたい。ずばり、ハイレゾ音源をWi-Fiストレージで持ち運べないだろうかという試みだ。

言うまでもないが、ハイレゾ音源はデータ量が大きい。192kHz/24ビットのWAVデータやDSDデータなどでは、アルバム1枚で数GB単位になってしまう。ハイレゾの音が良いからと楽曲を買い漁っていると、ポータブル機器のストレージがすぐいっぱいになり、すべて入れて持ち歩くのは困難になる。iPhoneはメモリー拡張スロットがないので、基本的には内蔵フラッシュストレージに頼るしかない。Androidの場合、大容量のSDXCカードに楽曲を入れ、聴きたい曲が入っているカードを探し、そのたびに抜き差しするという運用もないことはないが、面倒なことこの上ない。

ワイヤレス接続でストレージを手軽に増設できるWi-Fiストレージを使えば、この問題を解決できるのではないかと考え、今回実験してみた。

今回取り上げる製品は、ラトックシステムが発売しているWi-Fiストレージ「REX-WIFIUSB2」だ。本機はハイレゾ音楽ファイルのストリーミング再生もサポートするWi-Fiストレージで、うってつけの製品と言える。

ラトックのWi-Fiストレージ「REX-WIFIUSB2」

「REX-WIFIUSB2」で実現するポータブルハイレゾ再生環境のイメージ


■ワイヤレスストレージ/モバイルバッテリー/Wi-Fiルーターの1台3役

まずは本機の主な機能を整理しておこう。本体はアップルのノートPCを使ったことのある方なら一目でわかると思うが、その電源アダプターによく似たかたちをしている。モバイル端末はiOS系、Android系とKindle Fireタブレットに、PCはWindows/Macの両OSに対応している。価格はオープンだが、同社の直販サイトでは9,237円(税込)で販売されている。

本体のUSB端子に最大2TBまでのUSB-HDDやスティック型のUSBメモリーを装着し、Wi-Fi USBリーダーとして利用することが可能。microSDメモリーカードの変換アダプターも付属する。それぞれの記録媒体に保存した音楽/動画/写真のほかに、テキストファイルやWord/Excel/Power PointなどMicrosoft Officeで作成したドキュメントも読み込める。今回の記事では、この文書系ファイルの部分は割愛し、音楽ファイルのワイヤレス再生に焦点を当てていく。

USBストレージの接続、モバイル端末の充電に使用するUSBポートのほか、LANポート、本体の充電に使うmicroUSBポートなどが揃う

LEDランプの表示状態でWi-Fi接続やバッテリーレベルがチェックできる

外部メディア内のハイレゾ音源をiPhone等でワイヤレス再生

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