セミオープン型のサウンドの魅力や使い勝手をレビュー

【編集部レビュー】フィリップスの新ヘッドホン“Fidelio”「L2」を一週間使ってみた

ファイル・ウェブ編集部 小澤貴信

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2014年07月02日
PHILIPSのプレミアムヘッドホン“Fidelio”シリーズの最新ヘッドホン「L2」をファイル・ウェブ編集部の小澤貴信が一週間使ってみた。使い勝手、デザイン、そして音質について、実際にじっくりと使ってみた印象をレポートしていきたい。

Fidelio「L2」を一週間、じっくりと使い込んでみた

■ゴールデンイヤーが音作りを手がけるセミオープン型ヘッドホンの最新機

プレミアムラインである“Fidelio”シリーズに限らない話だが、PHILIPSのヘッドホンと聞いてまず「ゴールデンイヤー」という言葉を思い浮かべる方は多いのではないだろうか。ゴールデンイヤーは厳しいトレーニングとテストをクリアした同社の音のエキスパートのみに与えられる称号で、全世界に57名しかいない。その詳細はこちらの記事(Golden Earとは?)で詳しく説明しているので割愛するが、Fidelioの全モデルの音質を支えているのは、このゴールデンイヤーたちなのである。

5月に発売されたFidelio「L2」にも、もちろんゴールデンイヤーがその音作りをはじめ、開発初期から最終段階まで一貫して関わっている。今回紹介するL2は、セミオープン型ヘッドホン「L1」の後継機である。L1は、「M1」と共に最初に日本導入されたFidelioヘッドホンであり、現在におけるFidelioのサウンドへの高い評価を決定づけた1台と言ってよい。それだけにL2への期待感は大きい。

PHILIPSのセミオープン型ヘッドホンFidelio「L2」(実売予想価格30,000円前後)

L2の仕様を簡単におさらいしておこう。ユニットはL1と同じく40mmドライバーを搭載するが、新たに改良が加えられたという。デザインは従来のイメージを保ちつつも、外観とカラーに大胆な変更が加えられた。またL1が286gだったのに対して、L2は260gと軽量化も実現。ケーブルの着脱も、本体から数センチ伸びるケーブルに接続する方式から、ハウジングに直接ケーブルを挿す方式に変更された。

■オレンジ色のステッチが映えるアーバンなデザイン

L2をはじめて見たとき、何より目を引いたのがヘッドバンドに施されたオレンジのステッチだ。ステッチに目が行くあまり、ハウジングなどのデザイン変更に気づくまで時間がかかった。それくらい「L1」から印象ががらりと変わった。ハウジングのネジやマイク付きリモコン、さらにはステレオミニプラグに刻まれた2本のラインに至るまで、オレンジで統一されている。

ヘッドバンドの色も、L1のブラウンからブラックに変更。さらにハウジングやヘッドバンドのヒンジ部のカラーリングも変わった。軽量化されたこととも相まって全体的なサイズ感もスリムになった印象で、タイトな雰囲気を演出している。

マイクリモコンやピンジャックのラインもオレンジで統一

左側が従来機「L1」、右側が「L2」

ステッチは目を引くが、ベースのデザインがやはりシックなので、カジュアルな普段着はもちろん、スーツなどに合わせても違和感がないだろう。L1のデザインと比較すると、より重厚でクラシカルなL1のほうが好きという人もいるかもしれないが、こちらは女性が使うにはちょっとだけゴツい気もする。その点、L2は色合いも含め、女性でも洋服を選ばず使えるだろう。

L2のサウンドをハイレゾ音源で確かめる

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