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[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第36回】電源無しで音質向上ってホント? 中村製作所「AClear Porta」をガッツリ試す

2013/03/01 高橋敦
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■中村製作所から登場した新アイテム“ポータブル用パッシブ型ヘッドホンコンディショナー”の実力徹底検証!

ポータブルオーディオプレーヤーやスマートフォンの多くは内蔵ヘッドホンアンプ回路が力不足であり、それを補助するポータブルヘッドホンアンプ(以下、ポタアン)を接続することによって、イヤホンやヘッドホンの力をより引き出し、再生音質をより引き上げることができる。このあたりは、ややマニアックなイヤホン&ヘッドホンファンにとっては基本だろう。

しかし今回紹介する音質向上アイテムは、ポータブルプレーヤーのヘッドホン出力とイヤホン&ヘッドホンの間に入れるという接続方法はポタアンと同じだが、ポタアンではなくその効果も異なるという、新ジャンルのアイテムだ。

「NIP-01 AClear Porta(アクリア ポータ)」。手を握るとちょうどすっぽり隠すことができる大きさ

というわけで、これが中村製作所の「NIP-01 AClear Porta(アクリア ポータ)」。実売9,800円。これは、メーカー曰く“ポータブル用パッシブ型ヘッドホンコンディショナー”というアイテムだ。

全5色のカラーバリエーションが用意されている

単一電池(への変換アダプタ)との比較でこんな感じ。おおよそ、背の高さは同じで直径は2/3程度

注目してほしいのは「パッシブ」という部分。電気回路の話でパッシブと言ったらおおまかには、動作に電源を必要としない回路のことだ。例えばアンプ内蔵スピーカーは「アクティブ」スピーカー、普通のスピーカーは「パッシブ」スピーカーとなる。

つまりパッシブ型の機器であるこのNIP-01は、電源不要でヘッドホン再生の音質を向上させてくれるアイテムなのだ。ということは電池切れの心配がない。この点はポタアンに対して大きなアドバンテージと言える。

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