[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第30回】オススメのスマホ高音質化アプリを紹介! 〜Android編〜

高橋敦

前のページ 1 2 次のページ

2013年01月11日
■スマートフォンを手軽に高音質化できるおすすめアプリ 〜Android編〜

イヤホン交換とかヘッドホンアンプ導入とか、そういうお金や手間のかかることじゃなくて、もっと手軽に簡単にスマートフォンの音楽再生音質を向上させたい…そんなライトユーザーにおすすめの、面白くて実用的な「音質向上アプリ」を紹介しよう。今回はAndroidスマートフォンユーザー向けに、Android用の音楽再生アプリ「SoundBest Music Player Lite」をフィーチャーする。

「SoundBest Music Player Lite」
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.sk.soundbestlight

このアプリの特長は、音質を自動でベターに調整してくれること。ユーザーが自分で調整する必要のない、オートイコライジング機能が搭載されているのだ。ユーザーの耳の特性、個人ごとに異なる聴力をテストトーンで測定して、それに合わせてベターなイコライジングを自動で提供してくれる。

…と言ってもわかりにくい気がするので、スクリーンショットで手順を追って説明していこう。

■聴こえ方を測定して補正するアプリ

インストールして起動するといきなり「聴力特性を把握します」というメッセージが表示され、イコライジングのための測定が開始される。

初回起動時には、特別に操作する必要はなく自動的にというか強制的に、このように測定モードに案内される

再生されるテストトーンをちゃんと聞き取れるかどうかという測定を行うので、出来るだけ静かな場所で行うのが望ましいようだ


イヤホンをスマートフォンに挿して耳に装着。もちろんここでは普段使っているイヤホンをそのまま使うこと

準備が完了したら測定開始だ

さて測定を開始すると、数秒ごとに左右どちらかの耳に向けてピーとかドーとか、高い音から低い音までが聴こえてくる。ユーザーはその音が聴こえたら画面の「OK」ボタンをタップ。

このテストトーンには極端に高い音や低い音も含まれており、それはあるユーザーの耳には聴こえ、あるユーザーの耳には聴こえないだろう。このアプリはその聴こえ方の違いによってユーザーの聴覚の特性を割り出すのだ。

測定中画面。聞こえてくる音はかなり小さめの音量。聞こえない場合は勘で押す!…とかはしないで正直に答えていこう

測定が最後まで完了すると、聴力テスト結果とそれに基づくイコライジング補正がグラフ表示される。大まかには、聴こえにくいと判定された帯域をイコライジングで持ち上げて、帯域バランス(低音から高音までの聴こえ方)がユーザーの耳に対してフラットになる方向に調整するようだ。

中央のラインが一般的な聴力水準を示しており、マークがそれより上にあればその帯域(グラフ左から低音〜高音)は水準よりもよく聞こえている

測定結果に基づくイコライジング。この場合は測定結果で低音と超高音が引っ込んでいた分、イコライジングでそこが持ち上げられている

またグラフを見ていただくとわかると思うが、測定とイコライジングは左右の耳それぞれに対して行われる。左右の耳で聴こえ方に違いがある方に対しては、その点の補正も提供してくれるのだ。

あとはその測定結果&イコライジング設定に名前をつけて保存。以降、このアプリで音楽ファイルを再生する際にはそのイコライジングが適用される(他のプリセットとの切替も可能)。

なお音楽再生アプリとしての使い勝手は可もなく不可もなく普通。プレイリスト機能は不完全だが、「Lite」でない有料版(230円)を購入すればそこも満たされる。

■イヤホンによって異なる聴こえ方 − ソニーとSHUREの2機種で測定結果の違いをチェック

さて気付いた方が多いと思うがこのアプリ、「聴力特性を把握します」とは言っているものの実際には、聴力特性とイヤホンの特性を同時に測定してまとめて補正する仕組みだ。

ソニー「XBA-1」とSHURE「SE535」でイコライジング効果を聴き比べ!

前のページ 1 2 次のページ

関連記事