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テレビ+GamePadの2画面操作が特徴

【レビュー】「Wii U」のAV/ネット動画機能を速攻チェック

公開日 2012/12/08 20:24 折原一也
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●Wii Uで「YouTube」「ニコニコ動画」「hulu」を視聴

Wii Uには、本体の内蔵ソフトからネット動画を視聴する機能も搭載されている。標準でアイコンが用意されている「YouTube」のほか、発売当日の12月8日より本体から直接アクセス可能な専用のゲーム/ソフトの購入サイト「ニンテンドーeショップ」に「ニコニコ動画」「hulu」にも対応している。Wii Uでそれぞれがどう操作できるのか、チェックしてみた。

「YouTube」の画面デザインは、TV画面で主な操作と動画表示を行い、「Wii U GamePad」には動画の説明のみを表示するスタイル。テレビ向けにジャンルを選択し、動画を再生するスタイルだ。GamePadからの文字入力でタイトル検索を行うことも可能だ。

「YouTube」はテレビ画面でトレンドやカテゴリを選択して操作する

GamePadは再生中の動画情報の表示のみに使用する

「ニコニコ動画」は、GamePad側で動画を探すなど操作をして、テレビ画面は再生とコメント表示に使うタイプ。サクサクと動作する上に、テレビ画面でコメント付きで動画を視聴する方法として扱いやすい。GamePad側の操作で動画へのコメントも可能だ。なお、「ニコニコ生放送」には近日対応予定だ。

「ニコニコ動画」はカテゴリ、動画選択などは手元のGamePad側で操作

動画はテレビ画面に表示してGamePadでコントロール。なお、コメントを入力しようとすると動画は一時停止する。

「hulu」は現在視聴できる唯一の有料動画配信サービス(月額980円)だが、Wii U向けサービス開始に合わせて一ヶ月無料キャンペーンを実施中だ。GUIの設計はテレビの画面で作品を探して、GamePadには作品の詳細情報を視聴するスタイル。ただし、動画の再生中にはテレビ側の動画再生とGamePadの番組説明を入れ替えることも可能となっており、手元で動画を視聴することも可能だ。

「hulu」の画面デザインは、他のゲーム機などで視聴する際と同じ。GamePad側は作品情報のみ表示。

動画再生はテレビ画面側が標準。ただし、再生がスタートしてからGamePad側に表示するように切り替えられる




Wii U」はAV機器として見ると、タブレットにも似たGamePadとの連動を特徴とした、スマートTVデバイスとして捉えることもできるだろう。既に「ニコニコ動画」「hulu」のソフトが提供されている通り、今後の機能拡張にも期待できる。現在はまだ3サービスのみの対応だが、今後対応サービスが増加すれば標準で2スクリーンという操作性を活かし、ネット動画を大画面テレビで快適に試聴できるハードウェアになりそうだ。

(折原一也)

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