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[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第8回】少しの整理で超絶便利! iTunesの「タグ情報」を使いこなそう

2012/07/06 高橋敦
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■つい整理するの忘れてない? 音楽データの「タグ情報」

iTunesなどの音楽管理・再生ソフトには、CDからリッピングしたり音楽配信サービスから購入したりして集めた音楽ファイルがどんどん貯め込まれていく。あなたの「俺様の俺様による俺様のための音楽ライブラリ」が自動的にできあがっていくのだ。音楽を再生して楽しむときも、音楽ファイルをスマートフォンなどに転送するときも、その音楽ライブラリが全てのベースになる。

ところがこの音楽ライブラリ、先ほどは「自動的にできあがっていく」と書いたが、実は完全に自動にお任せだけだとちょっと心許ない。後々不便になってくる部分があるのだ。今回はそこのところを攻めていこう。

音楽ライブラリの鍵を握るのは、音楽ファイルに付加される「タグ情報」というデータだ。

■タグを制するものがライブラリを制する!

タグ情報とは要は、曲名・アルバム名・アーティスト名など、曲に関するデータのこと。音楽ファイルを管理するソフトは音楽ファイルのタグ情報を参照して、それぞれの曲の情報を表示したり、ライブラリをアーティストごとなどに分類してリスト表示したりしている。

そのタグ情報。曲名・アルバム名・アーティスト名・ジャンルあたりの基本的な項目は、CDからリッピングする場合にはネット上のデータベースから自動取得されるし、配信サービスから購入する音楽ファイルにはあらかじめ入力されている。手打ちの必要がないのはありがたい。

…なのだが、そのままではちょっと問題、というか弱点がある。タグ情報の中には自動取得されない項目もあるのだ。それらを放置せずにきちんと補充することで、音楽ライブラリはもっと便利で使いやすいものになる。

CDを入れると基本タグは自動取得される。でも「ジャンル」などは自分基準でバシバシ書き換えてOK。むしろ積極的に修正すべし

以下、iTunesを実例にポイントを紹介していこう。

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