HD 650との比較試聴も

【レビュー】SHURE初の開放型ヘッドホン「SRH1840」を聴く

高橋 敦

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2011年12月20日
■SHUREから初の開放型ヘッドホンが登場

スタジオモニターヘッドホン分野に参入し、すぐに高い評価を獲得したSHURE。特に、モニター機らしい解像感とモニター機としては豊かな低音表現を兼ね備える「SRH840」と、さらに高められた解像感とスピード感溢れるタイトな低音が持ち味の「SRH940」は、それぞれ大きな支持を得ている。

両機やDJモデルも含め、SHUREのヘッドホンのラインナップはこれまで全て密閉型を採用していた。一般的にモニター機ではヘッドホンからの音漏れには不都合があり、好まれないため当然だ。

しかし多くのオーディオファンは、密閉型で実証されたSHUREの開発力を注ぎ込んだオープン型モデルも聴いてみたいという願いを抱いていたはずだ。それが今回実現し、SHUREから開放型ヘッドホン2モデル、「SRH1840」と「SRH1440」が発表された(関連ニュース)。ハイエンドモデルであるSRH1840を試用できたので、詳しくレポートしていこう。

SHURE「SRH1840」

まずはSRH1840がどういった狙いで開発されたのかということだが、これは発表会でのプレゼンから「(開放型を採用したことで)ニアフィールドモニタースピーカーに近い音場再生が可能になる」という言葉を引用するのが適当だろう。

ニアフィールドモニタースピーカーとは、ミュージシャンやエンジニアが必要に応じて活用する、小型のモニターシステム。小型スピーカーを近距離に設置し、箱庭的ながらも音色、バランス、定位などをしっかりと把握することができる。開放型を採用することで、そのニアフィールドモニターと違和感なく併用できる再現性や音場再生を狙い、実現したのがSRH1840の特長というわけだ。

オーディオファンにとってもこの方向性は受け入れやすいだろう。現に、SHUREとしてもメインターゲットの一つにオーディオファンも挙げている。

■クラシカルなデザインで高い質感の外観

SRH1840のプロフィールを確認しながら、実機のインプレッションもあわせて書き記していこう。

デザインや装着感をチェック!

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