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ついに発売、新たな最高峰の実力とは?

【レビュー】Android搭載の“ウォークマン”新フラグシップ「Z1000シリーズ」を試す

2011/12/08 編集部:風間雄介
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■ワンセグは非搭載。付属イヤホンはNC用マイク搭載

続いて機能を見ていく。FM/AMチューナーには対応しているが、ワンセグには非対応。Androidスマートフォンの多くがワンセグに対応しており、本機が外で使われるケースが多いことを考えると、これは残念なポイントだ。

なお本機にはマイクロHDMI端子も装備し、テレビへの映像出力も可能。最近の国内メーカー製AndroidスマートフォンはHDMI出力を備えたものが多いから、これはそう特筆すべき機能とは言えない。

同梱の13.5mmのイヤホンはかなり優秀で、iPhoneやiPodの同梱イヤホンとは比べものにならない。しかもウォークマンと接続するとノイズキャンセルにも対応する。すでに高価なイヤホンを持っているのであれば別だが、このイヤホンがあらかじめ同梱されているのは大きなメリットと言えるだろう。

付属のノイズキャンセル対応イヤホン

■アプリマーケットから好みのアプリをダウンロード可能

記事執筆時点のAndroidのバージョンは2.3.4。全体的なユーザーインターフェースは、Googleブランドの“Pure Andoroid”端末「NEXUS S」と比べてみるとよくわかるのだが、基本的に“素”のAndroidに近い。これにウォークマン独自のアプリやホーム画面のウィジェットをいくつか追加したという印象だ。このため、あまり新味は感じない。

ホーム画面。独自のウィジェットがあらかじめ用意されている

アプリの一覧画面

アプリマーケットも利用可能で、マーケットに用意されている様々なアプリをダウンロードし、利用することが可能だ。GPSや電子コンパス、加速度センサーも備えており、これらの機能を利用するアプリも使うことができる。ただしカメラは非搭載なので、静止画/動画撮影はもちろん、たとえばSkypeのビデオチャットなども利用できないことになる。

プロセッサーにはNVIDIA Tegra 2(1GHz)を採用。最新のデュアルコアのものに比べると一世代前のものだが、それでも操作がもたつく状況は多くない。内蔵メモリは512MB。

実際にブラウジングを行ってみると、ブラウザーでの画面スクロールも比較的滑らかで、ストレスを感じにくい。十分に快適なブラウジングが行える。反面、フォントはあまり美しくないと感じたが、これは個人差が大きいかもしれない。

ファイル・ウェブを表示したところ

Androidマーケットにも対応する

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