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6作品の画質・音質を徹底チェック

発売直前最速レポート!『スター・ウォーズ』BD-BOXのクオリティ&見どころを総力検証

2011/09/09 逆木 一
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エピソードV 帝国の逆襲

■画質チェック:フィルムらしさの中に豊かな情報量

技術的進歩による情報量の増大をベースにしつつ、無闇に粒状感を増やすのではなく、あくまで透明感の表出と高S/N化に心血が注がれている。それがまさに、新三部作で目にしてきた“スター・ウォーズの画”として結実している。

前作はあくまで「年代相応に優れた画質」というべきだったが、透明感、高S/N、美しい光を備えた本作によって、新三部作へと続く“スター・ウォーズの画”の方向性が完成されたと言っていいだろう。フィルムらしいたおやかさの中に、豊かな情報量を備えた高品位な画である。

ダース・ベイダーの姿は前作からガラリと質感が変わり、黒光りする威容はまさに偉大な悪役にふさわしい。画面から一人だけ浮かび上がるような存在感が強烈な印象を残す。


実写部分の画質向上に加えて特撮についても大きな進歩を見せ、ホスでの死闘、続くハン・ソロ一行の宇宙逃亡劇、べスピンの美しい雲海などなど、目を楽しませるシーンは枚挙に暇が無い。特にダゴバでの修行シーンなどは、薄暗がりと霧という、映像圧縮にとっては鬼門中の鬼門中のシーンと言えるが、もちろん破綻したりノイズを吹いたりするようなことは皆無である。

【画質評価】
 情報量:80 
 解像感:80 
 安定感:85 
 総合評価:84

■音質チェック:“はっちゃけた”映画音響の楽しみが凝縮

音質については、オープニングから発せられるエネルギーからして前作とは別物である。

映像同様音響についても全ての面でパワーアップを果たしており、エンターテインメント的な、アクション映画的な面白さという点では六部作を通じて随一と言える。さらに精緻さを増した音響空間の中でブラスターの嵐が巻き起こる。新三部作ではすっかり身を潜めてしまった、“はっちゃけた”映画音響の楽しみが凝縮されている。

音響的なハイライトは、ミレニアム・ファルコン号が小惑星帯に逃げ込むシーン。轟音とともに通過する小惑星の嵐と連鎖する爆発は、映画音響の醍醐味を存分に味わわせてくれる。


声の質感も前作からずいぶんと良くなっており、特に皇帝とダース・ベイダーの声は重く深くおどろおどろしく、いかにも悪役然とした響きで実に心地よい。

1997年の特別編に向けてスタッフはさぞかし情熱を注ぎ、また楽しんだのだろう。新三部作の音響は旧三部作とは異なり純粋なエンタメ路線ではなくなったが、そこに到る段階として、当時最先端の技術で音響を再構築する喜びが存分に感じられる音である。

【音質評価】
 技術:85
 力感:90
 品位:80
 総合評価:90

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