編集部記者が試す

マンガや雑誌はどう見える? “自炊”ファイルの扱いは? − ソニー「Reader」ハンドリングレポート

編集部:小野佳紀

前のページ 1 2 3 次のページ

2010年12月10日
いよいよ発売されたソニーの電子書籍端末“Reader”。電子書籍販売サイト「Reader Store」での品揃えからすると、まずは小説や新書などがコンテンツの中心となるようだが、雑誌やマンガはどのように見えるのだろう。自分でスキャニングした、いわゆる“自炊”ファイルなどを使って編集部員が試してみた。

テストには“Touch Edition”と専用ブックカバーを使用

■6型の“Touch Edition”と5型の“Pocket Edition”を用意

まずは軽くスペック面をおさらいしておこう。日本市場に投入されるのは、画面が6型の“Touch Edition”「PRS-650」と、同5型の“Pocket Edition”「PRS-350」。Touch Editionはブラック/レッド/シルバー、Pocket Editionはブルー/ピンク/シルバーのカラーバリエーションを揃え、本体カラーに合わせたブックカバーなどの専用アクセサリーも用意されている。

“Touch Edition”「PRS-650」

“Pocket Edition”「PRS-350」

画面解像度は600×800ドットで、16階調グレースケール表示も可能。タッチ操作にも対応している。なお、タッチ操作はディスプレイ周囲に配置した赤外線センサーで指やタッチペンを認識する光学式を採用している。

メモリー容量は両モデルとも2GBで、対応ファイルは著作権保護付きのXMDF/XMDF/ePub/PDF/テキストファイル。静止画はJPEG/GIF/PNG/BMPに対応する。さらに上位機のTouch EditionはMP3/AAC音声も再生できる。

フォントサイズはXS〜XXLの6段階で調整でき、日本語フォントにはイワタ明朝を採用。もちろんフォントサイズを変更した際には、段組なども自動調整される。

そのほか、機能面ではタッチパネルを使って手書きのメモなどを書き入れたりすることも可能。語句検索なども行え、キーワードの入力にあたっては予測変換もしてくれる。

ソフトウェアキーボード。予測変換や学習機能も備えている

なお、書籍データ転送ソフト「eBOOK Transfer for Reader」はWindowsのみの対応だが、Macと本体を接続した際には外部ストレージとして認識され、ドラッグ&ドロップでファイルを移すことができる。

■データ格納場所への対応はかなりフレキシブル

今回のテストでは、6型のTouch Edition「PRS-650」を使用した。画面サイズ以外でのPocket Editionとの違いは、メモリースティック PRO DuoスロットとSDメモリーカードスロットを装備している点だ。

なお、本体内では「audio」「books」「images」といった具合にフォルダごとにデータを格納。ドラッグ&ドラップ転送では、該当のフォルダにデータを入れることになる。また、メモリーカードを挿入すると、カード内にReader用の設定などを読み込むためのファイルが入ったフォルダが作成されるようだ。

コンテンツ別に格納用のフォルダ分けがなされている

メモリーカード内にReader用のフォルダが生成される

そして、前述のように本体内はデータの種類ごとに格納場所がフォルダ分けされている。しかし、実は今回、それを知る前にメモリーカード内のひとつのフォルダにPDFとMP3データを同居させた状態でスロットへと挿入してしまったのだが、本体ではなんの問題もなく認識された。

また試しに音楽ファイルについて、「ミュージシャン名>作品名」といったものと「作品名」といった具合に、わざと階層を異なる状態にして転送してみたが、こちらも特に問題なく認識された。データの格納場所については、ある程度フレキシブルに認識してくれるのかもしれない。

サンプルのmp3ファイルが入っていた階層にフォルダーを追加。実際のmp3ファイルはさらに2階層下に入っているという構造にしてみた

Reader上では「オーディオ」欄にすべての楽曲が一様に並ぶ

そのほか、テストにあたってはブックカバー「PRSA-SC65」も利用した。マグネットによる脱着方式が用いられているようで、閉じた状態にした際にはReader本体とピッタリとくっつく。画面保護という観点からもブックカバーは買い足しておいたほうがよいだろう。

ブックカバーは磁力できっちりと閉じるようになっている

いよいよ自炊ファイルを読み込む!

前のページ 1 2 3 次のページ

関連記事