ビクターダイレクト100台限定モデルが発売に

メモリー内蔵一体型モデルならではの便利な機能を満載 − ビクターのポータブルオーディオシステム「RD-M8-VD」を試す

レビュー/折原一也
2010年06月22日
自宅で音楽を楽しむラジカセ。普段は専用のシステムオーディオを組んでいるユーザーには逆に馴染みのない製品ジャンルも、昨今の視聴スタイルに順応した進化を遂げていることをご存知だろうか。ビクターのメモリー内蔵ポータブルオーディオシステムは「RD-M8-VD」(関連ニュース)は、本体に8GBのメモリを内蔵、携帯電話連動の「MagicSync」によりCDの楽曲情報も取得できるという製品だ。6月中旬に発売された通常版「RD-M8」のビクターダイレクト限定モデルであり、100台限定で販売される。

RD-VM8-VD

早速CDを取り込んでみて、本体のハンドリングを行った。RD-M8-VDの前面トレイに音楽CDをセット。USB端子に市販のUSBケーブルで携帯電話を接続しておき、本体上部の音源を「CD」にして、「MagicSync」ボタンを押すと携帯電話との通信が始まり、パケット通信でGracenoteのMusic IDサーバへのアクセスが行われる。曲名は数秒で取得され、前面液晶には日本語での表示可能だ。あとは本体の「メモリー録音」ボタンを押して色の名前が付けられた「カラーフォルダ」を選べば録音の準備も完了だ。録音設定はWP3/WMAが選べ、MP3なら最大192Mbpsまで設定可能だ。録音の初期設定は比較的低レートに近いWMAの96kbpsで、ラジカセ的な位置づけを考えると妥当なセッティングだ。なお、本機能に対応する携帯電話のリストはビクターのサイトで確認できる。

フロントパネルにUSB端子を搭載

CDから内蔵メモリーへの録音にも対応


録音内容に応じて「カラーフォルダ」を選択できる
内蔵メモリーに録音した楽曲は本体の「メモリー再生」からアクセス可能だ。「MagicSync」で曲情報を取得していれば、本体の液晶を見ながらフォルダを辿って再生できる。つまりiPodのような操作感で扱えるのだ。録音先は本体内蔵メモリーのほかにUSBメモリーにも対応する。メモリー/USB/携帯電話間のダビング機能もある。PCで行うようなデジタルオーディオの管理すべてが、RD-M8-VDの一台でカバーできると考えると汎用性の高さはなかなかのものだ。

USBケーブルで携帯電話を接続。「MagicSync」の使い勝手を検証する

CDデータベースから楽曲情報を自動で取得する

ラジカセの楽しみ方の一つとして、AM/FMラジオ視聴を考えている人も多いだろう。RD-M8-VDでは内蔵するチューナーの「メモリー録音」に対応する。「スナップショット」ボタンを押すと、2分前への”さかのぼり録音”までも行える。録音済みの番組は日付入りで管理でき、再生はもちろんメモリーダビングも対応可能なので、エアチェック用途ではまさにオールマイティに活躍してくれる。

本体天面にマイク入力を搭載。再生時に±12%のスピードコントロールも可能だ

再生クオリティは持ち運び可能な小型・一体型ボディながら、音の作りは素直で中音量までの視聴なら問題ナシ。ユニークな機能としては「サウンドシューター」で正面以外の上左右に5方向にも自然な音を届けて、聴き取りやすく自然な音場が作り出せる。また再生時に±12%のスピードコントロールもできるので、語学学習やダンスのレッスンなどにも活用できそうだ。PCや専用オーディオにはない活用法として、部屋を移動しながらカジュアルに音楽・ラジオを視聴もできる。色々なライフスタイルにフィットする、使い倒したい一台だ。

◆VICTOR DIRECT「RD-M8-VD」の製品情報
http://victor-direct.jp/shop/item_detail?category_id=48871&item_id=396825

【問い合わせ先】
日本ビクター(株) お客様ご相談センター
TEL/0120-2828-17


■プロフィール 折原一也
埼玉県出身。コンピューター系出版社編集職を経た後、フリーライターとして雑誌・ムック等に寄稿し、現在はデジタル家電をはじめとするAVに活動フィールドを移す。PCテクノロジーをベースとしたデジタル機器に精通し、AV/PCを問わず実用性を追求しながら両者を使い分ける実践派。

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