一条真人の体当たり実験室

フルHD AVCHDはどこまで使える? − ソニー“CyberShot”「DSC-TX7」の実力をテスト

一条真人

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2010年02月03日
ソニー“CyberShot”のTシリーズと言えば、薄型ボディかつ、ボディ前面にスイッチ兼用のスライド式レンズカバーを装備していることが特徴の、スタイリッシュなコンパクトデジタルカメラだ。

前モデル「DSC-TX1」では裏面照射型のCMOSセンサー「Exmor R」を搭載して大きなインパクトを与えたが、新モデルの「DSC-TX7」は、どこがどのように進化したのか。早速チェックしてみた。

DSC-TX7

■外観とプロフィール

厚さは約16.4mm(最薄部)と、DSC-TX1の14.1mmから2ミリほど厚くなっているが、それでも2センチを切っているので気になるほどではない。

前面を見ると、まずステレオ形式のマイクを搭載しているのに気がつく。これは動画撮影のためのもので、フルHD解像度に対応した録画機能を搭載したのに伴い、サウンド面も強化されたことになる。

前面のマイクはステレオ

背面は全面がタッチ液晶ディスプレイ(3.5インチ)で、操作をタッチで行うのは前機種と同じだが、表示クオリティは大幅に向上している。液晶が同社のフォトフレームやビデオカメラにも使われるTruBlack液晶になり、コントラストと輝度が大きく向上し、撮影画像の確認がより高いクオリティでできるようになった。

表示能力がアップした液晶ディスプレイ

大型液晶ディスプレイがむき出しになっているので、携帯性に不安を感じる向きもあろうが、この液晶は強化ガラスでカバーされ、さらにマルチコートでキズに強くなっているという。実際に今回のテストではケースを使わず、そのままポケットなどに入れて持ち運んでいたが、特に問題はなかった。

レンズは広角25mmからの光学4倍ズームで、35mm換算の画角は25mm-100mmとなった。DSC-TX1の35-140mmと比較して、望遠は弱くなったが、広角が強くなったわけだ。これは室内などの撮影がより快適になり、日常的な撮影では利便性を高める変更点と言えるだろう。望遠も100mmあれば普通の撮影には十分なので、実用性はDSC-TX1から大きく向上したと言えるだろう。

インパクトが大きいのは使用できるフラッシュメモリーで、従来のメモリースティックに加え、SDメモリーカードが使えるようになった。SDメモリーカードは一般的にメモリースティックよりも安価で、ランニングコストを節約できるし、対応機種が多いこともメリットとなる。

SDメモリーカードとメモリースティックに対応するメモリースロット

SDメモリーカードを使う場合は、メモリースティックと逆面で挿入する

また、DSC-TX7はTransferJet通信に対応するが、この機能を使うためにはTransferJet対応のメモリースティックを使う必要がある。通信時はTransferJet対応機器と互いにTransferJetのアイコン位置を合わせる必要があるが、このアイコンはメモリーカバーの部分にある。

TransferJet対応メモリースティック

メモリーカバー部にはTransferJetのアイコンがある

いよいよ静止画・動画の実力をチェック!

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