Nothingの新ミドルスマホ「Phone (4a)/(4a) Pro」、それぞれのこだわりとは?発表会レポート

Nothingは、本日国内発表/事前予約を開始したスマートフォン「Phone (4a)」および「Phone (4a) Pro」について、発表会「NOTHING 2026 SPRING UPDATE」を開催した。本稿では、各モデルのこだわりについて掘り下げたイベント模様をレポートする。

Nothing、新ミッドレンジスマホ「Phone (4a)/(4a) Pro」
国内導入が決定した2モデルの基本スペックを紹介
2026/04/15
発表会は、Nothing Japanのマネージングディレクター黒住吉郎氏の「桜の時期は少し過ぎたかもしれませんが、ピンクなのは桜だけではありません」という挨拶でスタート。
過去1年の活動も振り返り、楽天モバイルとのパートナーシップや、2年ぶりとなるフラグシップスマートフォン「Phone (3)」、ヘッドホンの「Headphone (1)」などを送り出したことで、「Nothingのプロダクトをもっとたくさん使っていただけるようになったと思います」と語った。
続いて、今年1月からNothingのチーフブランド・オフィサーに就任したチャーリー・スミス氏が登場。「日本をビジネスだけでなく文化の面でも、世界的に戦略的な市場であると捉えています」として、長期的な成長への投資を行ってきたと説明する。
新製品のプレゼンテーションは、再び登壇した黒住氏から行われた。まずPhone (4a) の特長であるシースルーデザインについて、「最先端のエンジニアリングと人間の温かさを調和させます」と紹介。ピンクやブルーの発色をさらに高めるため、背面には色付きガラスを使用しているという。
歴代Phoneシリーズに受け継がれてきた “Glyphインターフェース” は、新しく「Glyphバー」として搭載した。通知や充電状況などをシンプルに伝え、スマートフォンのせいで集中できないといった悩みも軽減されるとしている。
カメラについては、0.6倍の超広角から70倍のウルトラズーム、ペリスコープによるマクロ機能についてアピール。約5000万画素のメインカメラは「このクラスでは最大級のイメージセンサーサイズ」としており、夜間の撮影で特に明るく撮れるという。
ソフトウェアの進化についても言及し、マルチフレームRAW処理や12以上のAIセグメンテーション処理ができるTrueLens Engine 4を搭載。「ウルトラエクストリーム写真でもポートレートでも、リアルなディテールを映し出す」とした。
ほか、フォトグラファーやコミュニティメンバーが作成したプリセットや、タップ1回で邪魔な被写体や人物を一瞬で消すことができるAI消しゴムも導入されている。
AIツールに関して、起動ボタンのEssential Keyを本体左側に配置。忘れたくないアイデア、スクリーンショット、写真、音声を瞬時にキャプチャし、「Essential Space」に保存。要約やアクションプラン/リマインダーの設定などを行う。今後はスマートフォンだけでなく、パソコンからでもアクセスできるようにする予定だとしている。
音声入力にもEssentialの検索は対応するとしており、黒住氏は「先週私が湯河原で撮った猿の写真も、「湯河原」と入力するだけで自動的に出てきます」と実例を挙げていた。
6.78型のディスプレイは解像度1.5K(1,224×2,720)で、最大輝度は4,500ニトに達し直射日光下でも視認性に問題はないと述べられた。バッテリーは、3年間充電を繰り返しても容量は90パーセント以上を維持、30分で1日分の充電ができる急速充電にも対応する。
上位モデルPhone (4a) Proについては、第1に航空機グレードのアルミニウム製ユニボディに触れ、「メタルユニボディは高級機でも使われるアルミ製です。Nothingならではのメカニカルなデザインに、未来感あふれるメタリックな光沢を加えました」と述べる。
メタルユニボディの採用により厚さをわずか7.95mmに収めており、これは現在販売されているユニボディスマートフォンの中では最薄クラスだと強調。耐曲げ性能も向上しているため安心感も抜群だとしている。また、メタル素材は冷却ユニットとしても機能するため、高い負荷がかかっても安定したパフォーマンスを発揮できるという。
カメラ付近に、3D透明パーツとアルミユニボディを一体化させて内部のメカニカルな構造を見ることができるようにしたとのこと。 “Glyphインターフェース” は、Phone (3)の「Glyphマトリックス」を強化した上で継承。137個のミニLEDを搭載し、面積は約57パーセント、明るさは約2倍向上しているという。
Phone (4a) Proのカメラについては、トリプルカメラにより0.6倍の超広角から140倍のウルトラズームまでカバーする。メインカメラは約5000万画素で、光学手ブレ補正機能とソニー製センサーを採用。ペリスコープカメラは先進的なテトラプリズム構造を採用し、コンパクトでありながら3.5倍の光学ズームを実現したという。
本モデルもTrueLens Engine 4がプロレベルのポートレート撮影を可能にするとしており、黒住氏は自ら撮影した作例を披露。「自分で言うのも変ですが、少しプロっぽい仕上がりになっていると思っています」と語った。
Essential AIツールによるウィジェットアプリ作成についてもピックアップ。「自分で作ることができる小さなツールのようなアプリ、それがEssentialアプリ」だと説明し、実際に花粉情報を収集/表示するウィジェットを作成する流れが実演された。音声入力も対応しており、これならば自分が必要だと思うウィジェットアプリを気軽に作成できそうだ。
ほかPhone (4a) Proの特長として、ディスプレイの5,000ニトの輝度、メタルユニボディにより実現した狭額縁デザイン、コーニングGorilla Glassによる耐久性が取り上げられた。
最後に、“Nothingの原点” でもあるオーディオプロダクトのアップデートとして「Headphone(a)」のイエローモデルが紹介された。
「くるくる、カチカチとした心地の良い触感と、物理キーを使った快適な操作性」を筆頭に、最大5日間/135時間連続再生できるバッテリー持ち、LDACコーデックもサポートする “癖になるような” 高音質、アクティブノイズキャンセリング、ユニークなリモートシャッターといった機能で、誰にも似ていないヘッドホンであることが改めて述べられた。
製品紹介の後には、ゲストとしてダンスチームのアバンギャルディが登場。バブリーダンスの振付師、akaneプロデュースによる16人グループで、パフォーマンスにより会場を華やかに彩った。



