アイ・オー・データ、「GigaCrysta」初のMini LED搭載ゲーミングモニター。高輝度と高速応答性を両立
アイ・オー・データ機器は、「GigaCrysta」ブランド初となるMini LEDバックライト搭載の27型・ゲーミングモニター「LCD-GDQ271JLAQ」を6月上旬より発売する。価格はオープンだが、税込の市場予想価格は70,400円前後としている。
同社は2024年9月にMini LEDバックライトを採用したPCモニター「LCD-LDQ271JAB」を発売したが、すでに販売終了となっており、今回リリースされたLCD-GDQ271JLAQは、実質後継機種にあたるモデル。
LCD-GDQ271JLAQは、画面サイズが27型、解像度がWQHD(2560×1440)、広視野角のAHVAパネルを採用しており、高輝度のMini LEDバックライトと広色域の量子ドット技術を兼備。Mini LEDバックライトは576ゾーンのローカルディミングに対応しており、コントラスト比1300:1を実現している。
本モデルは前モデルLCD-LDQ271JABからリフレッシュレートや高速応答性が向上しており、最大リフレッシュレートは200Hz(DisplayPort)/144Hz(HDMI)、応答速度は0.9ms(GTG)をカバーしている。また、「NVIDIA G-SYNC Compatible」「VESA AdaptiveSync」の認証、HDMIのVRRなど、各種可変リフレッシュレートに対応していることも特徴的だ。
高画質技術として、表示している映像のぼやけを改善する「超解像技術」、映像にメリハリをつけて鮮やかさを向上させる「エンハンストコントラスト」、またゲームの暗いシーンをより鮮明に表示することができる「Night Clear Vision」といった機能が導入されている。「Night Clear Vision」は好みに合わせて2段階で調整可能で、併せて「自動調整」モードも設けている。
各ゲームジャンルや映像コンテンツに合った「画面モード」を用意しており、Game/FPS/RPG/Web/Standard/Customといったモードが選択できる。加えて、ブルーライトを低減させる「ブルーリダクション2」もフォローする。
PlayStation 5/PlayStation 4/PlayStation 4 Pro/Xbox Series X/Xbox Series Sといった各種ゲーム機との動作確認も済んでいる。サウンド面では、新たに標準スピーカーが追加されてり、2W+2Wの音声出力を備えている。
LCD-GDQ271JLAQでは、改めてリモコンを付属している。前モデルの発売時、多くのユーザーから本体操作用リモコンを要望する声があり、それに応えるかたちとなった。リモコンでは入力切替や音量調整、メニュー設定の操作はもちろん、ゲームジャンルに合わせて映像モードをワンタッチで選択できるといったゲーミングモニターならではのボタンを備えている。
スタンドは120mmの調整幅で高さを変更でき、チルト角が上20°/下5°、スイベル各が左右45°、ピボットが左右90°に対応。VESAマウントインターフェースをフォローしており、ワンタッチリリース採用で組み立ても簡単な構造となっている。
主な入出力端子は、HDMI×2基、DisplayPort×1基、ステレオミニ出力×1基を搭載。消費電力は28.5W(待機時0.2W)、外形寸法は約614W×409 – 529H×194Dmm、質量は約6.2kg。外形寸法と質量はスタンドありの仕様。
また、「GigaCrysta」の新モデルとして有機ELを採用した「LCD-GDQ271UEL」も今夏以降に登場予定としている。価格は未定だが、100,000円を切る価格帯を目指しているとのこと。有機ELデバイスは量子ドット技術が導入された「QD-OLED」を搭載している。



