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製品タッチ&トライ「Galaxy Experience」も簡易レポート

Galaxy「S23シリーズ」新製品発表会。2億画素カメラやゲーミング性能の高さをアピール

公開日 2023/04/06 19:29 編集部 : 伴 修二郎
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■クアルコムの最新フラグシップチップを搭載。ゲーミング性能も大幅強化



続いて、サムスン電子(株)プロダクト担当の前島大樹氏が登壇し、本シリーズのゲーミング機能についてプレゼンテーションを行った。

サムスン電子(株)プロダクト担当の前島大樹氏

本シリーズのゲーミング性能について前島氏は、「S23シリーズは国内でも高い人気を集めるオンラインゲーム『原神』や、コンマ1秒を争うレースゲーム『アスファルト9』などを堪能でき、どのようなユーザーにも満足いただける最強のゲーミングスマートフォン」と力を込める。

5つの特徴を備えるゲーム性能

チップセットには、クアルコムの最新フラグシップチップ「Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform For Galaxy」を搭載。GPUの高速化により、従来は最新のGPUを搭載したゲーミングPCでのみ対応していたレイトレーシング機能が、今回手のひらサイズのスマートフォンでも実現する。

光の屈折や反射もリアルな映像に

端末内部の高温化によって処理能力が遅くなる「熱バテ」対策として、効率的に熱を逃して熱バテを防ぐ「ベイパーチャンバー冷却システム」を採用する。これにより長時間のゲームプレイでもスムーズな操作を可能にする。

効率的に熱を逃して熱バテを防ぐ「ベイパーチャンバー冷却システム」

バッテリー性能にも注力しており、S23 Ultraでは従来通り5,000mAhの大容量バッテリー、S23では前モデルから200mAh増加した3,900mAh容量のバッテリーを内蔵する。チップセットやディスプレイによる電力効率の改善によって「Galaxy Sシリーズ史上最長の電池持ちを実現した」として、S23ではバッテリー時間が最大40%の改善がなされている。

バッテリー性能も向上

バッテリーを介さずに充電器からスマホ本体に直接電力を供給する「直接給電機能」にも対応する。これにより、充電をしながらゲームプレイを行った際でも、端末の発熱やバッテリー寿命の劣化を抑制する。

スマホ本体に直接電力を供給する「直接給電機能」に対応

そのほかにも、最大光度1,750nitで屋外でも明るく見やすいインテリジェントディスプレイの採用や、環境に応じて明るさとコントラストを自動調整するビジョンブースター機能、新たに色調やコントラストを調整する機能が拡張された目の保護モードといった、各種機能についても紹介した。

前島氏は、「Galaxy史上最速のチップセット、レイトレーシングの対応、圧倒的な冷却性能、大容量バッテリーに加えてインテリジェントディスプレイといった主な5つの特徴によって、最高のゲーム体験を提供する」と、ゲーミング性能の向上を改めてアピールした。

あわせて、クアルコムジャパン合同会社の代表社長 須永順子氏が登壇し、搭載チップ「Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform For Galaxy」の詳細についてプレゼンテーションが行われた。

クアルコムジャパン合同会社の代表社長 須永順子氏

本チップについて須永氏は「史上最速、史上最強のSnapdragon」であるとして、「大きなパフォーマンスの向上や最新AI技術の搭載、業界最先端レベルの高い電力効率を実現することができた」語る。

「史上最速、史上最強のSnapdragon」

「CPUには最新のKryoコアを採用。4つのパフォーマンスコアを搭載することでCPUを最速で3.36GHzまで向上させ、Galaxy S23シリーズのスピードアップに貢献できる」と、その高い性能について強調した。

CPUを最速で3.36GHzまで向上

ゲーム性能への影響についても言及し、「今回のAdreno GPUは25%の高速化、電力効率の45%向上を達成した。コンソールPCのようなきめ細やかなゲーム映像を楽しんでいただくのに、充分なグラフィック性能を備えている」と述べた。

最後に前島氏より、サスティナビリティへの取り組みについて紹介された。S22シリーズと同様、内部部品に廃棄漁網から作られた再生プラスチックを採用するとともに、S23シリーズでは新たに外部パーツにも廃棄漁網などの再生海洋プラスチックを採用している。これにより、「年間15トン以上の廃棄漁網を回収し、削減することができる」という。

外部パーツにも廃棄漁網などの再生海洋プラスチックを採用

また、Galaxyシリーズでは初となる廃棄ペットボトルのリサイクル素材を背面フィルムに使用した。全面・背面のガラスパネルにも再生ガラスを採用し、「S23 Ultraで再利用した部品は、従来の2倍までに拡張した」とアピールした。

S23 Ultraで再利用した部品は従来の2倍に拡張

パッケージには100%再生紙を使用。輸送時に端末を傷から守る保護シートも従来のプラスチック素材から紙素材に変更している。ほか、アクセサリー品もリサイクル素材や天然素材を使用することで、カーボン排出量の削減に努めたとする。

最後に前島氏は、これらサスティナビリティの取り組みについて「今まで最も地球環境に優しいGalaxyスマートフォンが誕生した」として、「私達はこれからも性能と品質を担保しながら、地球を保護するための製品開発に努めていく」と力を込めた。

ほか、国内モデル向けの予約特典についても紹介し、Galaxy S23ならびにGalaxy S23 Ultraの256GBモデルを予約購入し、アプリから応募するともれなく「Galaxy Buds2」とBudsケースがもらえるキャンペーンを実施する。予約期間は本日4月6日から19日まで、購入・応募期間は4月20日から5月14日まで。なお、ケースは200種類以上から選べるほか、Galaxy Buds2のカラーは選択できない。

「Galaxy Buds2」がもらえる予約購入キャンペーンも

■製品タッチ&トライ「Galaxy Experience」。カメラやゲーミング性能を実際に体験



製品発表会の後には、Galaxy S23シリーズ製品を掘り下げる展示や、実際にカメラ性能などを実機で体験できるタッチ&トライ「Galaxy Experience」も実施された。

「Galaxy Experience」の様子

展示ブースでは、Galaxy S23シリーズに使用したリサイクル素材についての解説や、内部構造などを映像と共に紹介するサスティナビリティ関連の展示が行われていた。

サスティナビリティ関連の展示ブース

内部パーツにもリサイクル素材を使用

また、豊富なカラー展開に絡めたライフスタイルシーンのイメージフォトブースなども展開。ほかにも、予約キャンペーンでプレゼントされる「Galaxy Buds2」のケースアクセサリといった製品ラインナップも紹介されていた。

ライフスタイルシーンのイメージフォトブースも

カメラ性能の体験エリアでは、実際にGalaxy S23 Ultraの端末を使用して、100倍ズームや2億画素のカメラ性能を実際に試すことができた。撮影した写真は、本機からクイック共有にて手軽に別のデバイスへと共有できる。

2億画素のカメラで高精細な画像も

クイック共有で他デバイスに簡単に共有できる

そのほか、Galaxy S23 Ultraを使用して『原神』や『アスファルト9』を実際にプレイできるゲーム体験コーナーも用意され、最新チップによる高いパフォーマンスやグラフィックスパワーなど、本機のゲーミング性能の高さを体感することができた。

100倍ズームの様子

Galaxy S23 Ultra実機でゲームプレイも体験

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