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動作音抑制用のクッションも追加

パイオニア、アルミ削り出しインシュレーター採用BDドライブ「BDR-XS08MB-S」。CDリッピング用途を意識

公開日 2022/11/02 18:22 編集部:小野佳希
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パイオニアは、アルミ削り出しインシュレーターの採用で制振性を高めるとともに、動作音抑制用のクッションを追加することで静音性も向上させたBDドライブ「BDR-XS08MB-S」を11月に発売する。オープン価格だが直販サイトでは29,980円(税込)で予約受付を開始しており、11月下旬の発送発売・発送予定であることを案内している。

BDR-XS08MB-S

スロットローディング型のポータブルブルーレイドライブで、Windows/Macの両方に対応。音楽CDのリッピングや再生を意識して制振性および静音性を向上させたプレミアムモデルで、ポータブルタイプの中での最高機種となる。なお、BD/DVD/CDに加えてUltra HD Blu-rayの再生にも対応している。また、データの長期保存が可能なM-DISCにも対応している。

オーディオ機器などに用いられるアルミ削り出しインシュレーターを採用することで、ディスク回転による横置き時の不要な上下振動を従来機種から平均約20%抑制。これによって、より安定した記録と再生を実現したという。

アルミ削り出しインシュレーターを採用

また、ドライブ内部に動作音抑制用のクッションを追加することで、動作ノイズの低減を図った。加えて、ディスクの回転速度を自動調整する「アドバンスド静音機能」によって、風切り音も低減させている。

ディスク表面の傷や汚れで音楽CDのデータが読み取れないときに、条件を変えて再度読み取りを行う独自技術「PureRead」も搭載。オーディオデータのリード性能を向上させた最上位機能「PureRead 4+」を搭載しており、データの欠落・補間の発生を抑えることで、音楽CD本来の音質で再生できるとアピールしている。

また、「RealTime PureRead」も搭載。リアルタイム再生時においても「PureRead 4+」のアルゴリズムを機能させることで、データ補間の発生頻度を抑えている。

前述のとおりスロットローディング式を採用し、同梱のスタンドで縦置き使用も可能。開口部が小さいため防塵性に優れ、内部シャッター膜で静音性能も高めているという。

デザイン面では、国内メーカー製のラバーコーティング塗料を使用することで、上質な質感と傷や剥がれに強い高い耐久性を実現したと説明。また、青色LEDを新たに採用することで、デザインを一新している。

Androidスマートフォンやタブレットを本機にUSBケーブルで直接接続して、PCレスで音楽CDをリッピングすることも可能。Android用の無料アプリ「Wireless Hi-Res Player 〜Stellanova〜」(無料)をスマホ等にインストールすることで、PCを介さずに直接Android端末へCDを取り込み、再生することができる。なお、その際には本機への電源供給のため別売のACアダプター「DCA-003」が必要となる。

この際には、前述の「PureRead 4+」技術を使って音楽CDを取り込めることに加え、「RealTime PureRead」を使った再生も可能。さらに、「Gracenote MusicID」によりインターネット経由で曲名やアルバム名、アーティスト名、ジャケット画像を自動で取得できる。

アイドル状態やスタンバイ状態への移行時間を変更できる「カスタムエコ機能」を搭載するなどの省電力設計によって環境にも配慮。そのほか、アドバンスド静音機能やPureRead、カスタムエコ機能など、さまざまなドライブの設定を行えるWindows PC用専用アプリケーション「パイオニアBDドライブユーティリティ」、およびMac用専用アプリケーション「パイオニアBDドライブユーティリティLite」も付属する。

端子はUSB3.2 Gen1対応 Type-Cを装備。USB Type-C給電対応ケーブル2本(USB Type-A→USB Type-C/USB Type-C→USB Type-C)も同梱する。

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