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スマートバンド新モデル「Band 7」も登場

ファーウェイ、BT通話に新対応したスマートウォッチ「WATCH FIT 2」。Wi-Fi対応体組成計「Scale 3 Pro」も

2022/05/26 編集部:川田菜月
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ファーウェイ・ジャパンは、スマートウォッチ「WATCH FIT 2」、スマートバンド「Band 7」、Wi-Fi/Bluetooth機能対応の体重体組成計「Scale 3 Pro」を6月2日より順次発売する。具体的な発売日および市場想定価格(税込)は以下の通り。

スマートバンド「Band 7」

スマートウォッチ「WATCH FIT 2」

・「WATCH FIT 2
 アクティブモデル 6月2日発売 20,680円
 クラシックモデル 6月9日発売 23,980円
・「Band 7」6月2日発売 8,580円
・「Scale 3 Pro」6月9日発売 10,780円

スマートウォッチ「WATCH FIT 2」


WATCH FIT 2は、1.74インチの大画面AMOLEDディスプレイを備えたスマートウォッチ。画面占有率は72.2%で、従来モデル「WATCH FIT」と比べて3%アップし、画面表示面積についても18.6%も拡大した。

画面表示面積をより大きくして、見やすいウォッチフェイスを備えたWATCH FIT 2

ベゼル幅は0.55mm削減。解像度は480×336、画素密度は336PPIとこちらも従来より大きく向上させている。

従来モデルと比較して、ベゼル幅をより狭くして画面占有率も向上

従来モデル(左)とWATCH FIT 2(右)のサイズ比較

また、手首に心地よくフィットさせられるよう、本体のあらゆる角の部分を滑らかに、丸みを帯びたかたちに処理し、快適な装着感を実現するとしている。バンド部は簡単に取り外せる構造を採用し、付け替えも容易に行える。

文字盤はカスタマイズ可能。アニメーションのついた文字盤など、200種類以上(有料含む)の多彩なデザインをダウンロードして使用できる。

シリコンバンドを備えたアクティブモデルと、レザーバンドを備えたクラシックモデルの2タイプを用意。アクティブモデルはミッドナイトブラック/サクラピンク/アイルブルー、クラシックモデルはネビュラグレー/ムーンホワイトと、利用シーンやファッションに合わせて選びやすい合計5色を展開する。

アクティブモデル(手前から3機種)と、クラシックモデル(奥から2機種)の2タイプを用意

新機能としてBluetooth通話を追加した。マイクとスピーカーも内蔵しており、WATCH FIT 2本体のみで、ペアリングしたスマートフォンにかかってきた電話を受け、通話することができる。Bluetoothはバージョン5.2 BLEをサポートする。

Bluetooth通話に新対応した

そのほか機能面では、シリーズで初めて音楽の本体保存/再生に対応した。なお現時点ではAndroidのみの対応となっており、iOSについても順次アップデートで対応する予定とのこと。

健康管理や運動記録機能も、引き続き備えている。本体には7種類のワークアウトモードに対して、それぞれに合わせた音声付きのウォームアップ&ストレッチ動画が搭載される。なお、本動画は現時点では音声は英語のみの対応となる。

音声付きのウォームアップ&ストレッチ動画を搭載

ワークアウトモードは従来同様、全部で97種類を搭載する。ランニング時の使用においては、能力指数測定や最大酸素摂取量、ペース、トレーニング負荷、回復時間など効率向上を目指すことができる機能も備えられる。また、5種類の衛星測位システムに対応するなどGPSの精度向上も図られている。

ヘルスケア関連では、一日の歩数や、中・高強度の活動時間、立った回数を日々記録できるほか、目標に対する達成度の通知や、タイムリーなフィードバックが得られるとのこと。

具体的には、ストレスモニタリング、常時血中酸素レベル測定、心拍数計測「TruSeen 5.0」、生理周期モニタリング、睡眠モニタリングといった各種モニタリング機能を装備する。また睡眠や薬のリマインダーなどリマインド通知機能にも対応する。

連続使用は、一般的な使い方で約10日間、ヘビーユーザーで約7日間としている。

スマートバンド「Band 7」


同社スマートバンドの新モデルとなるBand 7では、厚さ9.99mmと従来モデル「Band 6」から薄型化を実現。質量も軽くなり、横幅も47mmと従来比較で4mm削減し、腕のカーブにフィットする設計を施すことで、装着性も高められている。

厚さ1cm以下を実現した薄型設計を採用

Band 7(左)と前モデル「Band 6」との比較

さらに、腕に当たるディスプレイ裏側部に備えられた心拍数センサーの凸部分も減らすことで圧迫感を軽減し、バンドは本体の接着部分も手首にフィットしやすいようカーブをつけ、また通気性の改善も図るなどして、快適な着け心地を追求している。

心拍数センサーの凸部分も減らし、装着時の圧迫感を軽減

画面は1.47インチのAMOLEDディスプレイを採用。解像度は368×194のHD品質となる。画面占有率は65%。本体色はグラファイトブラック/フレイムレッド/ネビュラピンク/ウィルダネスグリーンをラインナップする。

4色をラインナップする

シリーズで初めて常時点灯に対応。文字盤もさまざまなデザインを用意しており、有料の文字盤については、このたびiOSでも使用可能となった。

従来から引き続き96種類のワークアウトモードを搭載。HUAWEI TruSportアルゴリズムを備え、科学的にトレーニングをサポートするとしている。また睡眠やストレス、心拍数など、24時間体制の健康管理モニタリング機能も装備する。

そのほかアプリと連携して、運動や健康管理を行える「Healthy Living」機能や、ペアリングしたスマホからの着信/SMSの通知、天気予報、タイマーなどのアシスタント機能も備える。5ATMの防水性能も装備する。

連続使用は最大14日間(一般的な使用において)。なお、常時点灯を使用した場合はおよを7日間程度に半減するとのこと。また文字盤によっても多少前後する。

スマート体重体組成計「Scale 3 Pro」


Scale 3 Proは、Wi-FiおよびBluetooth機能に対応し、体重のほか22項目ものデータ測定が可能なスマート体組成計。同社は従来モデル「Scale 3」で体組成計を国内初投入し、高評価を受け早くも新モデルが登場する。また同カテゴリについては今後も展開予定だという。

「Scale 3 Pro」

スケール部分には、サンブラスト加工を施した320×320mmの強化ガラスを採用。大きく安定した踏み心地で安全に使用でき、滑りにくい快適な質感に仕上げたとしている。脚部は上部にABS素材、下部に衝撃吸収と滑り止めに安全なシリコン素材を用いており、3.6mmと転倒防止のため低い設計とした。

裏面部

デザイン面にも配慮して透明導電性フィルムを使用。LEDデジタル表示も搭載する。さらに収納可能なグリップを新たに装備し、グリップを握って上に持ち上げ、スケール部分に乗ることで、各項目のデータを測定することができる。

測定方式は従来の4電極式から、8電極式に進化。スケール部分に4つと、新たに備えられたグリップ部分にも4つ、合計8つの接触ポイントを配置しており、身体全体を細かい部位に分けて、より細かくデータ測定することができる。また、低周波と高周波のデュアル周波数測定を採用し、より高い精度を実現する。

グリップを備えたことで、8電極式のより詳細な測定が可能となった

測定項目は上述の通り22項目あり、体重やBMI、体脂肪率、基礎代謝量などをはじめ、内臓脂肪レベルや、胴体や左右の腕/脚それぞれの体脂肪と骨格筋などが確認できる。

22項目もの詳細なデータを測定できる

独自の体組成検出アルゴリズム「HUAWEI TruFit 2.0」に対応し、人間の生体インピーダンスなどのパラメータを基にした大規模なデータ検証とAI技術を組み合わせ、脂肪や骨格筋などの体組成指標を測定できるとする。

Wi-FiおよびBluetoothに対応しており、接続することで「Huawei Healthアプリ」にデータを自動転送できる。データはアカウントごとに管理でき、本体は最大10アカウントを登録可能だ。アプリでは測定するとデータ通知が行われる。データ通知を共有したくない場合には、アカウント別に登録が必要とのこと。

1アカウントにつき10人まで登録できるため、最大100人のデータを登録することができる。登録した過去のデータをもとに、スケールに乗るだけで自動的に誰なのか識別できるため、同社は「寮生活などの健康管理といった活用もできる」とアピールした。なお、非常に体格が似通っている場合は判別が難しく、識別できないとアラートされるという。

また、ゲストモードも備え、アプリからモード選択すれば、データ測定と共有が可能に。なおゲストデータの保存はされない。

同社では計測データを集積・分析するといったことは行っていないが、中国では有料サービスとして、医療機関と連携してアドバイスなどが得られる仕組みもあるという。日本ではそうした機能は現時点で搭載しておらず、今後の検討事項だとした。

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