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第12世代CPUを搭載

LGの軽量ノートPC「gram」に2022年モデル。ノングレア画面を採用、外出先やリモート会議機能を強化

2022/04/19 編集部:平山洸太
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LGエレクトロニクス・ジャパンは、ノートパソコン “LG gram” の2022年モデルを5月下旬に発売する。17インチ/16インチ/14インチの3サイズが用意され、カラーはオブシディアンブラック、チャコールグレー、スノーホワイトの3色展開となる。各モデルの型番と実売予想価格は下記の通り(価格は全てオープン)。

軽量ノートPC「gram」2022年モデル

17インチ/16インチ/14インチの3サイズをラインナップ

・17インチ「17Z90Q-KD78J1」(オブシディアンブラック)税込330,000円前後
・17インチ「17Z90Q-KA78J1」(オブシディアンブラック)税込297,000円前後
・17インチ「17Z90Q-KA79J」(チャコールグレー)税込270,000円前後
・16インチ「16Z90Q-KA78J1」(オブシディアンブラック)税込292,000円前後
・16インチ「16Z90Q-KA79J」(チャコールグレー)税込265,000円前後
・14インチ「14Z90Q-KA78J1」(オブシディアンブラック)税込273,000円前後
・14インチ「14Z90Q-KR54J1」(スノーホワイト)税込219,000円前後
・17インチ/RTX 2050搭載「17Z90Q-AA79J1」(チャコールグレー)税込330,000円前後
・16インチ/RTX 2050搭載「16Z90Q-AA79J1」(チャコールグレー)税込325,000円前後

軽量、スリム、コンパクトデザインを追求しつつ、耐久性や長時間駆動なども実現したシリーズの新モデル。14インチモデルでは999gの軽量設計ながら最大26時間の駆動が可能。16インチと17インチにおいても、軽さに加えて一日使えるバッテリーを搭載する。

今回の新モデルでは、「リモートワークが増えているなか、ディスプレイやウェブカメラにこだわる人が増えている」ことを背景に、ディスプレイ/パフォーマンス/ユーザビリティ/ユーザーエクスペリエンスといった4つの点を改良。ウェブカメラはHDからフルHDに強化し、ノイズキャンセリング対応のマイクも合わせて搭載するなど、昨今のライフスタイルに合わせて仕様強化を図っている。

天面の様子

ノイズキャンセリング対応のマイク搭載

ディスプレイは、アスペクト比16:10のIPSパネル、DCI-P3 99%カバーの広色域といったこれまでの特徴を継承。これに加えて、新たに反射の少ないノングレア仕様を採用したことが主なアップグレードとなる。さらにノングレアの欠点であった輝度の低さを改善することで、明るく鮮明な画質を目指している。画面解像度は17インチ/16インチモデルがWQXGA(2,560×1,600)で、14インチモデルがフルHD(1,920×1,080)。

ディスプレイはノングレアに

パフォーマンスについては、最新となる第12世代のインテルCoreプロセッサーを採用。12コア/16スレッド(4個のPコアと8個のEコア)の新しいアーキテクチャにより、前世代よりも約40%パフォーマンスが高められている。また内蔵グラフィックス「Iris Xe」の性能も向上しており、これらにより「ドキュメント作業からデザイン作業、ゲームまでサポート」するとしている。

第12世代のインテルCoreプロセッサーを採用

メモリは従来より22%速いデュアルチャネルのLPDDR5 5200MHzで、容量はモデルによって異なるが、32GB/16GB/8GBの3種類となる。また、ストレージには従来から2倍高速化したGen4 NVMe SSDを採用。容量は14インチのスノーホワイトモデルのみ512GB、それ以外のモデルは1TBとなる。

今回、通常モデルに加えて、内蔵グラフィックスにNVIDIAのGPU「Geforce RTX 2050」を搭載するモデルを16インチ/17インチの2サイズ用意。軽量性と長時間駆動に対するこだわりとして、通常モデルよりも約85gの質量増にとどめつつ、バッテリー容量を10Wh追加し、駆動時間を3時間伸ばしている。

グラフィック強化モデルも用意

通常モデルの場合の駆動時間はそれぞれ、17インチが最大19.5時間、16インチが最大22時間、14インチが最大26時間。RTX 2050搭載モデルでは、17インチが最大22.5時間、16インチが25時間となる。

ユーザビリティの面では、高解像度化したフロントカメラを生かしたソフト「LG Glance by Mirametrix」を新搭載。これは視線を読み取ることで作業を自動化して利便性を高めるというもので、たとえばデュアルモニター利用時に、作業中のファイルなどを自動的に見ている画面に表示したり、見ている画面にマウスポインターを移動するといったことができる。

画面に “ぼかし” が自動で入る

「LG Glance by Mirametrix」を搭載

このソフトにはセキュリティ機能も搭載しており、ユーザーがPCから離れると自動的にロック/オフにする機能、ユーザーが目をそらすと画面がぼやける機能に対応。他人が画面を見つめた場合に画面をぼかすや、誰かが肩越しに画面を見ようとするとアラートを表示するといった機能も備える。さらに、画面からの距離に応じて自動でミュート/ミュート解除、ミュート時に話すと通知されるなど、昨今増加したウェブ会議などで活用できる機能にも対応する。

また、PCのデータ移行が行えるソフト「PCmover Professional」も搭載しており、古いPCからワイヤレスでgramに移行することが可能。移行できるものはファイルに限らず、ユーザープロフィールなどにも対応する。ほか、Windows Hello対応の顔認証によるログインも可能。

ユーザーエクスペリエンスの側面では、プリインストールされるソフトウェアを統合・再編成することで利便性を追求。壁紙はWindowsのデフォルトから脱却し、新たに独自のものを搭載する。発表会では、「好きな色とデザインを選ぶことであなただけのgramになります」とアピールしていた。

オリジナルの壁紙を採用

ボディについてはこれまで同様で、航空機などにも用いられるマグネシウム合金を採用。米国国防省「MIL-STD-810G」準拠のテスト7項目をクリアし、耐衝撃性の高い頑丈なボディを実現している。本体側面には最大40Gbpsのデータ転送/5K60Hzの映像出力/音声出力/15Wまでの充電が1本で可能なThunderbolt 4端子を2ポート搭載。ほかインターフェースとして、USB Type-A(USB 3.2 Gen2x1)を2ポート、HDMI出力、ステレオミニジャック、microSDカードスロットを備える。

側面端子部

通信面では、無線LANはWi-Fi 6、Bluetoothはバージョン5.1をサポート。全てのモデルで1.5W×2のステレオスピーカーを搭載する。外形寸法/質量は17インチが378.8×258.8×17.7mm/1,350g、16インチが354.4×242.1×16.8mm/1,199g、14インチが312.0×213.9×16.8mm/999g。外箱はすべてリサイクル可能な梱包材を採用し、カレンダーや小物入れに変形できる設計だという。

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