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リリースは2021年後半

「Windows 11」発表。シンプルなデザインに一新、Windows 10からのアップグレードも実施

2021/06/25 編集部:成藤 正宣
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マイクロソフトは日本時間の6月25日、Windowsの最新バージョン「Windows 11」を正式発表した。リリースは2021年後半を予定しており、Windows 10からの無償アップグレードも2022年前半からを目処に順次実施する。なお、Windows 10のサポートも2025年10月14日まで継続となる。

「Windwos 11」が正式発表

ユーザーの生産性や創造性の向上を目標としてデザインやユーザーエクスペリエンスをシンプルで落ち着いたものに一新。Windows 10ではデフォルトで左下に配置していたスタートボタンを中央部に移動し、スタートボタンからはAndroidやiOSなど他のプラットフォーム/デバイスを横断して最近使ったファイルを表示できるようになった。

また、複数のウインドウやアプリを簡単に配列できるスナップ機能を搭載。タスクバーにはMicrosoft Teamsのチャットバーが統合され、プラットフォームやデバイスを問わず、テキスト/チャット/音声/ビデオで瞬時につながることが可能だという。

ゲームに関連する機能も強化。高フレームレート/高品質グラフィックスを実現する「DirectX 12 Ultimate」、ロード時間を短縮する「DirectStorage」、鮮やかな色彩とビジュアルを実現する「Auto HDR」といった技術をサポート。100タイトル以上のゲームをラインナップするサブスクリプション「Xbox Game Pass for PC」も引き続き提供される。

ほか、Windows 10から廃止される機能もいくつか発表されている。例としてInternet Exploer、タブレットモードは非搭載となり、それぞれ新しい機能に置き換えられる。また、初回システム起動時に音声アシスタント「Cortana」が起動しなくなり、タスクバーへのピン留めも行われなくなる。

Windows 11を動作させるためのハードウェア最小要件は以下の通り。Windows 10では、同社が提供している「PC正常性チェックアプリ」を実行することで、動作要件を満たしているかどうか確認することができる。

・CPUまたはSoC:1GHz以上/2コア以上の64bit互換プロセッサまたはSoC
・RAM:4GB
・ストレージ:64GB以上
・システムファームウェア:UEFI、セキュアブート対応
・TPM:バージョン2.0
・グラフィックスカード:DirectX 12 以上 (WDDM 2.0ドライバー) に対応
・ディスプレイ:対角サイズ9インチ以上/8ビットカラーの高解像度 (720p)ディスプレイ

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