フォーカルポイントより取り扱いスタート

“コミュニケーション特化”で差別化狙う、イヤホン型リアルタイム翻訳機「WT2 Plus」

PHILE WEB ビジネス編集部・竹内純
2019年07月31日
フォーカルポイントは、6月25日よりフォーカルポイント直営オンラインショップ他で販売を開始したTimekettle社のイヤホン型リアルタイムウェアラブル翻訳機「WT2 Plus」の説明会を開催した。

昨年、訪日外国人旅行者が初めて3,000万人を突破。東京五輪が開催される来年2020年には、政府では4,000万人の目標を掲げる中、インバウンド関連の商品やサービスが注目を集めている。翻訳機もそのひとつ。同社代表取締役・恩田英樹氏は「翻訳機の取り扱いを考えたのは今から2年ほど前。さまざまな商品を目にしてきたが、WT2 Plusのデモを見たときにこれだと思った」と画期的なコンセプトや技術力の高さに目を見張ったという。

イヤホン型リアルタイムウェアラブル翻訳機「WT2 Plus」、2019年6月25日発売、価格は27,880円

2016年に設立されたTimekettle Technologies。代表のAlex Qin氏は「言葉の壁を打ち破るために、AIとハードウェア技術を組み合わせ、最先端の技術と革新的なデザインを統合することで、AI翻訳機のグローバルブランド構築に取り組んでいる」と力強く語る。日本市場には数多くの翻訳機がすでに出回っているが、翻訳に特化したものばかりで、コミュニケーションに特化したものがないと問題点を指摘。「WT2 Plus」はまさにその問題点を解消したもの。

WT2 Plusは、自分用と相手用のイヤホン型デバイスがペアになっている。アプリ「WT2 Plus」をインストールして、Bluetoothでイヤホン型デバイスと繋ぐだけ。それぞれがイヤホン型デバイスを装着して、スマートフォンからアプリを起動すれば、すぐに使用できる。言語の壁を感じることなく、より気軽にコミュニケーションをとることを可能にする。

たまごのような充電ケースはマグネット式。開けると自分用のデバイスと相手用のデバイスが収められている。1回の充電で最大5時間、充電ケースを用いると最大15時間の使用が可能。なお、完全ワイヤレスイヤホンとして音楽を試聴することはできない

「市場の競合他社より大幅に進歩した独自の信号処理技術」とアピールする「マルチチャンネルコミュニケーションテクノロジー」により、相手に話してもらうたびに翻訳機を差し出してもらう必要はなく、相手にイヤホンを着けてもらうだけでよい。「適応型ビームフォーミングアルゴリズム」と「適応型ノイズキャンセリング」により翻訳精度を最大95%向上。騒がしくて聞き取りにくい環境でも相手の声をはっきりと拾い、その都度会話が途切れてしまうといった状況を大幅に改善する。

ハンズフリーで会話が楽しめる「自動通訳モード」。取引先との打ち合わせや騒がしい環境下で便利な、デバイスのタッチボタンを押している間に話した内容のみ翻訳される「タッチモード」。多くの人と会話をする際に便利な、一人だけイヤホンを装着し、相手はスマートフォンに向かって話をする「スピーカーモード」。状況に応じて使い分けできる3つの翻訳モードを搭載する。

翻訳は、自社およびトップクラスの翻訳エンジン企業との協力により、ASR(自動音声認識)とMT(機械翻訳)を言語ごとに最適な組み合わせとすることで精度を向上。現在36言語844アクセントに対応し、世界人口の90%をカバー。この秋にはさらに5〜6言語を追加するとともに、要望が高かったオフラインモードを実現。ネット環境がない場所での利用を実現する。

「他の翻訳機との最大の違いは対話、コミュニケーションにおける深度。コミュニケーションは機械(翻訳機)を見て行うものではない。相手を見て、アイコンタクトを取ったり、ボディランゲージを交えたりして行うもの」とWT2 Plusの強みを訴える。

中央左がフォーカルポイント(株)代表取締役・恩田英樹氏、中央右がTimekettle社の代表Alex Qin氏

フォーカルポイントでは今後、実際にWT2 Plusに触れて、体験していただける場を拡大していくと同時に、日本におけるカスタマーサービスを拡充。さらに、ホテルやレストラン、観光施設はじめ、教育機関等とのコラボレーションに注力、パートナー企業を募集し、連携した取り組みを強化する。

関連記事