コンセプトは「メインマシンの最小形」

VAIO、新ノートPC「VAIO SX12」。12.5型画面やフルキーボードを11型サイズで実現

編集部:小野佳希
2019年07月09日
VAIO(株)は、11インチモデルとほぼ変わらない本体サイズで12.5インチ画面とフルサイズキーボード搭載を実現するなどしたノートPC「VAIO SX12」と、会社設立5周年記念の特別色モデル「VAIO SX12 | 勝色特別仕様」「VAIO SX14 | 勝色特別仕様」を7月19日から発売する。本日7月9日より予約受付を開始した。

VAIO SX12 | 勝色特別仕様

「VAIO SX12」の価格は最小構成で予想実売価格119,800円前後から。店頭標準モデルはCore i5 8265U/メモリ8GB/SSD 256GB/LTE非対応のスペックで194,800円前後からなど4タイプを用意している。また、ロゴなど筐体全部が黒で無刻印キーボードも選択できる「ALL BLACK EDITION」(予想実売価格201,800円〜)もラインナップしている。

なお、店頭標準モデルのOSはすべてWindows 10 Home 64ビット。また、ディスプレイ解像度はフルHDで、BTOモデルも4K液晶は搭載できない。そのほか、セキュリティロックスロットを搭載するなど一部仕様をビジネス向け仕様とした「VAIO Pro PJ」も同時発売する。各スペックごとの予想実売価格は下記の通り。

■VAIO SX12

<店頭標準モデル>
Core i7 8265U/メモリ8GB/第3世代ハイスピードSSD(NVMe)512GB/LTE対応:279,800円前後
Core i7 8265U/メモリ8GB/第3世代ハイスピードSSD(NVMe)256GB/LTE非対応:219,800円前後
Core i5 8265U/メモリ8GB/第3世代ハイスピードSSD(NVMe)256GB/LTE対応:224,800円前後
Core i5 8265U/メモリ8GB/SSD 256GB/LTE非対応:194,800円前後

<ALL BLACK EDITION>
通常カスタマイズモデル(ソニーマーケティング取り扱い):201,800円前後〜
VAIOオリジナルSIMバンドルパッケージ(VAIO直販サイトのみ販売):223,800円前後〜

<勝色特別仕様>
通常カスタマイズモデル(ソニーマーケティング取り扱い):216,800円前後〜
VAIOオリジナルSIMバンドルパッケージ(VAIO直販サイトのみ販売):262,800円前後〜

■VAIO SX14 | 勝色特別仕様
通常カスタマイズモデル(ソニーマーケティング取り扱い):216,800円前後〜
VAIOオリジナルSIMバンドルパッケージ(VAIO直販サイトのみ販売):264,800円前後〜

■コンセプトは「メインマシンの最小形」

VAIO SX12は、11インチモデルとほぼ変わらない筐体サイズに12.5インチディスプレイや約19mmキーピッチのフルサイズキーボードなどを搭載。一方で、14インチモデルのVAIO SX14同等の性能面を実現するなどで、サブノートサイズでありながらメインマシンとして使えるノートPCを目指したという。

VAIO SX12 | 勝色特別仕様

なお、11インチモデルのVAIO S11と比べ、本体サイズはフットプリントで約4mm、質量で20gとわずかながら増加。ただし、最も重いパーツ構成にした際でも約897gという軽量さを実現したことに加え、最薄部15.7mmという薄型ボディも実現している。

VAIO S11のキーボード(下)との比較。横幅いっぱいまで使いフルキーボードの搭載を実現。一方で様々な工夫で強度の確保にも成功している

ディスプレイはアンチグレアで、高輝度・広視野角・ハイコントラストなパネルを採用したとのこと。また、スリムベゼル化によって本体サイズを11インチモデルからほぼ変えずに約16%の画面拡大を実現させた。

天板の素材にはUDカーボンを用いたカーボンウォール天板を採用。高弾性UDカーボンによって「面」で強度を確保することで、大画面・狭額縁化させても従来モデルと同等以上の剛性を保ちつつ、マグネシウム合金を採用した場合よりも軽量化も実現させている。

こうして薄型化させつつも、USB端子やHDMI端子、SDカードスロットなどに加え、有線LAN端子やVGA端子なども搭載。基板に実装する部品の見直しなどレイアウトやコネクター部品の再設計によって、薄型化と豊富な端子類の搭載、さらには強度の確保を両立させた。

11型のVAIO S11(上)とほぼ変わらないサイズでVGA端子などの搭載も継続

USB端子はUSB Type-Cも搭載。USB 3.1/Display Port1.2/Power Delivery/5Vアシスト充電に対応し、外部4Kディスプレイへの4K信号出力や、PD対応充電器での急速充電、モバイルバッテリーやカーチャージャー等の5V充電器を使っての充電が行える。なお、これとは別に専用のACアダプターが同梱される。

パーツの再設計、基板へのパーツ配置の見直しなどで薄型化と高機能化の両立を実現

バッテリー性能は最長約14.5時間。最長約7時間のLTE接続連続駆動が可能。

CPUはVAIO SX14などと同様に第8世代(Whiskey Lake)のものを採用した上で、独自チューニング「VAIO TruePerformance」を加えて性能をさらに向上。インテル ターボ・ブースト・テクノロジーに対応するための電源強化や、CPUパッケージパワーのリミット値調整、様々な放熱対策などを施すことで、持続可能なパフォーマンスをより高く保つことができるという。

VAIO TruePerformanceオフ時に比べ、CPUパフォーマンスはCore i7モデルで約25%、Core i5モデルで約15%向上。また、8550UプロセッサーだったS11比では、Core i7モデルで約15%、Core i5モデルで約7%の性能アップを実現している。

そして、熱対策も強化。あえて吸気口を制限することで本体右上からファンのある左端までより多くの風を基板の上に効率よく流せるという放熱設計を採用したり、基板の熱を拡散するためのアルミシートを再設計するなどし、ハイスペックな小型マシンでも熱暴走が起こらないよう配慮している。

そのほか、Wi-FiやLTEのワイヤレス機能用アンテナは画面上部のベゼル部に収納。外部機器との信号送受信に有利なアンテナ位置を確保することで接続安定性に配慮している。なお、Wi-Fi機能においてはIEEE802.11acとMU-MIMOに対応している。

通常モデルのカラーバリエーションはブラック、シルバー、ブラウン、ピンクの4色。店頭標準モデルはスペックによって本体色が決まっている。

勝色特別仕様モデルは、コーポレートカラーである深く濃い藍色を採用。藍を深く染み込ませるために布を搗(か)つ(叩く)ことに由来しており、古来の日本では侍たちが「勝ち」につながる縁起色として好んでいたという。VAIOでは、この色に日本のものづくりを受け継ぐVAIOの誇りと意志を表現していると説明している。

天板は光の当たり具合で藍色の表情が変わるほか、パームレストなども藍色に染めている。金属表面の無数の極微細孔に本物の自然藍を含む有機染料を染み込ませたアルマイト処理を行っており、機体ごとに微妙に色合いが異なる仕上がりになっている。

ロゴプレートとオーナメントは黄金色を採用し、勝色を際立たせるよう演出。パッケージや、クリーニングクロスなどの付属品も勝色仕様の特別品を採用している。

付属品も勝色の特別仕様

そして、革を勝色に染め上げたレザーPCケースも別売オプションとして用意。SX12用は24,000円前後、SX14用は25,000円前後での実売が予想される。

レザーケースは国内の工房にて一点一点手仕上げを実施。VAIOのボディにフィットさせるための立体縫製や、適度な摩擦を内張りをもたせることで本体が落ちにくいようにするなどといった工夫を盛り込んでいる。

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