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独自技術搭載の新製品も開発中

ゲーミングブランドMad Catz“日本再上陸”。第1弾はマウス3製品

2019/06/28 編集部:成藤 正宣
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廣瀬無線電機(株)は、香港 Mad Catz Globalの国内代理店業務を開始。第1弾製品として、ゲーミングマウス3製品を本日6月28日より発売する。価格はいずれもオープン。

ゲーミングブランド・Mad Catzが日本に“再上陸”

●「R.A.T. 8+」(予想実売価格12,800円)
●「R.A.T. 6+」(予想実売価格9,980円)

「R.A.T. 8+」

「R.A.T. 6+」

●「R.A.T. 4+」(予想実売価格7,980円)

「R.A.T. 4+」


Mad Catz Globalは、2017年に破産したアメリカのゲーミングデバイスメーカー・Mad Catzを、拠点を香港に移して再建したブランド。日本市場へも再度の導入となる。

今回発売する3製品はいずれも旧Mad Catzブランドの製品をリニューアルしたもので、センサーなどの部品やカラーリング、設定ソフトウェアを新しくしたとのこと。また、日本市場への再上陸を記念して、ヨドバシカメラでは7月31日まで割引価格で販売される。

海外ではキーボード、マウスパッド等もリニューアルされており、国内にも順次導入を検討しているとのこと

R.A.T. 8+は、最大16,000dpiに対応しマウス感度を細かく調節可能な光学センサー「Pixart PMW3389」を搭載する上位モデル。マウス中央部だけでなく親指の近くにも配置されたホイールや、ワンプッシュでマウス感度を増減できる「高精度エイムボタン」など、計11個のプログラム可能なボタンを搭載する。左右ボタンは5,000万回のクリックに耐えるオムロン製スイッチを採用している。

手のひらや親指/小指があたる部位の付け替え/可変に対応。グリップ感が細かくカスタマイズできる

付属のおもりを装着して好みの重さに調整できるほか、手のひらが当たるパームレスト、親指や小指のあたる側面部はパーツ交換により形状変更が可能。さらに長さや角度の調整にも対応し、ユーザーに最適なグリップ感が追求できるとしている。おもりを付けない状態の質量は145g。

サイドにもホイールを配置するユニークなデザイン

最大16,000dpiのセンサーによりマウス感度を細かく調節可能。おもりで重量も変えられる

R.A.T. 6+は、最大12,000dpiの光学センサー「Pixart PMW3360」を搭載したモデル。R.A.T. 8+からパーツ交換機能を省略しているが、それ以外の機能は同等となる。おもりを付けない状態の質量は120g。

パーツ付け替えが省略された以外は上位モデルと同等

R.A.T. 4+は、最大7,200dpiの光学センサー「Pixart PMW3330」を搭載したモデル。R.A.T. 6+からさらに親指近くのホイールや重さ調節機能を省略し、左右スイッチの耐久性も2,000万クリックまでとなった一方、質量は90gと3モデル中もっとも軽量になっている。

センサーの性能やホイールが省略されたが、代わりに軽量化されている

昨日27日に行われたプレス向け発表会では、Mad Catz Globalのゼネラルマネージャーであるビル・ロー氏、廣瀬無線電機の常務取締役 営業本部長 菊池孝二氏等がブランドや製品展開の方針について説明した。

ビル・ロー氏

菊池氏

“Dare to Lead” (絶え間なくリードし続ける意志)をスローガンに掲げ、ゲーミング市場の水準を引き上げたいと語るロー氏は、「過去の失敗に学び、同じ過ちは繰り返さない」と品質管理や新技術開発への投資に力を入れる新体制をアピール。旧Mad Catz製品のリニューアルモデルの販売と並行して、独自の新技術やテスターからの意見を盛り込んだ新製品も積極的に開発していくと語った。

ブランド復活にあたり、新技術やユーザーテストのフィードバックを積極的に取り入れていくという

発表会では、新技術を搭載した製品の一部も公開。レーザーによって押下を検知する独自のスイッチ“Thor Switch” を搭載したマウス「R.A.T. Unlimited 2」、Bluetooth/2.4GHzワイヤレス/USBの3通りの接続に対応し高耐久スイッチや金属製ボディを採用するマウス「R.A.T. Unlimited 7」といった新ラインの入力デバイスや、アクティブノイズキャンセリングや独自の音響効果を搭載するUSBヘッドセット「F.R.E.Q. Unlimited 4」、3ドライバーと独自の低音増強技術を搭載したイヤホン型ヘッドセット「M Tech 3」、シングルBAイヤホン「Eclipse BTR1」などを開発中とのことだ。

「Unlimited」の名前を冠した独自技術搭載デバイスや、シングルBAイヤホンなど多数の新規製品の開発を進めているという

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