世界最薄やBMWデザインモデルも

ASUS、約92.6万円のキーボード着脱式/4K UHDディスプレイ搭載ノートなどゲーミングPC一挙発表

編集部:成藤 正宣
2019年06月14日
ASUSは、ゲーミングブランド「ROG(REPUBLIC OF GAMERS)」の新製品として、着脱式キーボードを採用したトップエンドゲーミングノートPC「ROG Mothership GZ700GX」、NVIDIAのハイエンドグラフィック「GeForce RTX2080」を搭載する“世界最薄”のゲーミングPC「ROG G703GXR」、BMWデザインを採用した「ROG Strixシリーズ」などを、6月21日より順次発売する。価格はいずれもオープン。

発表された製品のラインナップ/予想実売価格/発売時期は以下の通り。

ノートPC「ROGシリーズ」
・17.3型 キーボード着脱式モデル「ROG Mothership GZ700GX」:925,800円前後/今秋発売
・17.3型 GeForce RTX 2080搭載モデル「ROG G703GXR」:599,800円前後/6月21日発売

ROG Mothership GZ700GX

ROG G703GXR

ノートPC「ROG ZEPHYRUSシリーズ」
・17.3型 GeForce RTX 2080搭載モデル「ROG ZEPHYRUS S GX701GXR」:449,800円前後/6月21日発売
・15.6型 GeForce RTX 2070搭載モデル「ROG ZEPHYRUS S GX531GWR」:349,800円前後/6月21日発売

ROG ZEPHYRUS S GX701GXR/GX531GWR

ノートPC「ROG Strixシリーズ」
・15.6型モデル「ROG Strix G G531GW」:299,800円前後/6月21日発売
・15.6型モデル「ROG Strix G G531GV」:243,800円前後/6月21日発売
・15.6型モデル「ROG Strix G G531GU」:219,800円前後/6月21日発売
・15.6型モデル「ROG Strix G G531GT」:182,800円前後/6月21日発売
・15.6型モデル「ROG Strix G G531GD」:139,800円前後/6月21日発売

ROG Strixシリーズ

ノートPC「ROG Strixシリーズ」 直営店専売モデル
・15.6型モデル「ROG Strix SCAR III G531GV」:249,800円前後/7月中旬発売
・15.6型モデル「ROG Strix Hero III G531GV」:249,800円前後/8月中旬発売

ROG Strix SCAR III/Hero III G531GV

本日行われた製品発表会では、同社マーケティングチームのシンシア・テン氏がROGブランドの歴史と新製品の特徴を解説した。

シンシア・テン氏

2006年に立ち上げられたROGブランドは、耐熱性や耐久性を重視したゲーミングPC向けマザーボードを皮切りに、LEDイルミネーション内蔵モデル、3Dメガネ付属モデル、外付け水冷ユニット付属モデル、さらにゲーミングスマートフォンなど、「高い性能と “尖った” 特徴を備える製品を次々と発表してきた」とシンシア氏は語る。

2006年のブランド立ち上げから、性能に加えて「尖った」特徴のある製品を発表してきた

現在ROGブランドのノートPCは、性能と “尖った” 特徴を求めるユーザーがターゲットの「ROGシリーズ」、性能だけでなくスタイリッシュなデザインも求めるユーザー向けの「ROG ZEPHYRUSシリーズ」、価格や性能の選択肢を幅広く用意しゲーミング製品の入門としても位置づけられる「ROG STRIXシリーズ」の3ラインで開発されており、今回発表された製品も3ラインのいずれかに属している。

ROGブランドのノートPCはターゲットとしてるユーザー層ごとに3ラインに分類される

発表会にはゲストとして、2018年から同社とスポンサーシップを結んでいるプロゲーミングチーム「DeToNator」の代表・江尻氏と所属ストリーマーのYamatoN氏が招かれ、プロゲーミングの視点からデバイスに求める性能やゲームについて、シンシア氏と共にトークセッションを行った。

プロゲーミングチーム「DeToNator」を招いたトークセッションも開催

YamatoN氏は、今回発表された製品について、ゲームの円滑さに直結するCPU/グラフィック性能は充分な水準を備えつつ、一般的なゲーミングPCと比較して軽く持ち運びやすい点、デザインだけでなく冷却性能も高い点を評価。また、江尻氏はゲーミングPC全般について、「“ゲーミング” とはいうもののゲーム専用というわけではなく、その高い性能はビジネスシーンでも負荷のかかる作業で必要になる」と高い性能がさまざまなシーンで活用できると語った。

DeToNator代表・江尻氏

主にゲーム配信などで活動しているYamatoN氏

ROG Mothership GZ700GXは、キーボードとディスプレイを分離し、デスクトップPCスタイルでも使用できるハイエンドゲーミングノート。デスクトップPCスタイルでは取り外したキーボードを2.4GHzワイヤレスキーボードとして使用できるほか、別途好みのキーボードやマウスを取り付けて使用することもできる。

高い性能を備えると共に、キーボードを取り外しデスクトップPCスタイルでも使用できる

グラフィックには現時点でトップクラスの描画性能を備えるNVIDIA「GeForce RTX 2080」を採用。ディスプレイ解像度は3,840×2,160の4K UHDで、画面のチラつき/カクつきを抑制する「G-SYNC」機能にも対応。ノートPCとして圧倒的に高精細な映像が楽しめるとする。音響面では、ヘッドホン用にESSのSABREシリーズDACを搭載。PCM 192kHz/24bitまでのハイレゾ音源やバーチャルサラウンドが再生できる。スピーカーでも、本体前面に搭載した4基のユニットにより迫力ある音響を実現する。

その他の性能についても、CPUにはインテル「Core i9-9980HK」、RAMは64GB、内蔵ストレージはRAID 0構成の512GB NVMe SSD×3と高性能パーツを投入。発生する熱も、一般的なものより電圧の高い12V電源で動作する強力な冷却ファンや熱効率の高い8本のヒートパイプなどにより冷却し、長時間でも性能を落とすことなくゲームプレイができるとしている。

ROG G703GXRは、ノートPCの範疇で性能を極限まで追求したという重量級モデル。CPUにインテル「Core i9-9980HK」、グラフィックにNVIDIA「GeForce RTX 2080」、RAM 64GBやRAID 0構成の512GB MVMe SSD×3、1TBのハイブリッドHDDなど、ハイスペックなパーツを惜しみなく投入。発生する熱も12V動作の強力な冷却ファン2基、0.1mmの薄型放熱フィンなどにより冷却し、性能低下を防止する。また、放熱口から侵入するホコリを風圧で排出する構造も搭載し、耐久性を高めている。

大型のボディでノートPCの極限まで性能を追求した

ディスプレイはリフレッシュレート144Hz、応答速度3msで激しい動きのある映像も滑らかに表示するフルHDディスプレイを搭載。音響面ではディスプレイ下部とパームレストに計4つのスピーカーを搭載。出力2Wのユニットで迫力と定位のあるサウンドが再生できるとしている。ヘッドホン出力には個別にESS Sabre DACを採用し、ハイレゾ、バーチャルサラウンドを含めた高音質が楽しめるとしている。

電源供給には2本のケーブルを仕様。消費電力が高いため、基本的に電源につなぎながらの使用がメインになるとのこと

ヘッドホン用にESSのSABRE DACを採用。ハイレゾ音源やバーチャルサラウンドが楽しめる

ROG ZEPHYRUS S GX701GXR/GX531GWRは、ハイエンドグラフィック「GeForce RTX」シリーズを搭載するノートPCとして “世界最薄” を謳うスリムモデル。上位モデルGX701GXRは「GeForce RTX 2080」、下位モデルGX531GWRは1ランク下の「GeForce RTX 2070」を搭載する。

ノートPCとして高いスペックを備えるいっぽう、スリムなボディを実現。厚みはおおよそスマホ2台分ほど

いずれもディスプレイはリフレッシュレート144Hz/応答速度3msのフルHD解像度、CPUはインテル「Core i7-9750H」、SSDは1TBを搭載し、高画質設定のゲームも快適に動作するスペックを確保。内部には12V動作の冷却ファンや5本のヒートパイプなどを備えるほか、ディスプレイの開閉に連動するエアインテークを搭載することで空気の流量をコントロールし、スリムな筐体でも最適な冷却性能を発揮できる設計となっている。

その他、テンキーとしても使用できるタッチパッドや、キーボードと本体背面にLEDを搭載。また、GX531GWRでは、米国MIL規格に準拠する耐久性の高い素材をボディに採用する。

タッチパッドはテンキーとしても使用できる

「ROG Strixシリーズ」は、BMWグループのデザインスタジオ「Designworks」とのコラボレーションにより開発されたモデル。各部にBMWのカーデザインに通じる意匠を取り入れ、見栄えはもちろん冷却性など機能面も両立しているという。

BMWカーデザインに通じる意匠を取り入れ、パフォーマンス向上にも活かしている

幅広いラインナップも特徴で、インテル「Core i7-9750H」やNVIDIA「GeForce RTX 2070」などを搭載しスペックを重視したモデルから、スペックを抑える代わり手頃な価格を実現した下位モデル、Microsoft Office搭載モデルまで豊富な選択肢を用意している。

スペックに優れた上位モデルから価格の手頃な下位モデルまでラインナップを豊富に揃える

ディスプレイはリフレッシュレート120HzのフルHD液晶を採用(G531GDのみ60Hz)。ROGブランドのゲーミングノートPCでは珍しいという日本語配列キーボードや、テンキー機能兼用のタッチパッドも搭載する。

「ROG Strix SCAR III/Hero III G531GV」はASUS Store限定で販売される、ROG Strixのスペシャルモデル。両モデルの違いはデザインのみとなる。

SCAR III/Hero III はASUS Store限定モデルとなる

グラフィックはNVIDIA「GeForce RTX 2060」を採用し、ディスプレイはリフレッシュレート144HzのフルHD。CPUはインテル「Core i7-9750H」、RAM 16GB、512GBのSSDと1TBのHDDを搭載する。

また、スペシャルモデル独自の仕様として、NFCデバイス「KEYSTONE」に対応する。KEYSTONEは右側面の専用スロットにはめ込むことで、事前に保存しておいたユーザー設定の呼び出しや、通常は不可視となっているストレージ領域「シャドウドライブ」へのアクセスなど、さまざまな機能を呼び出す文字通りの “鍵” として使用することができる。

NFCデバイス「KEYSTONE」を専用スロットに差し込むことで、機能の呼び出しや解除ができる

関連リンク

関連記事