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デスクトップPC、ノートPC、タブレット合計7機種

富士通、同社初4K&“ハイレゾスピーカー”搭載のノートPC「AH90/X」

公開日 2016/01/18 16:39 編集部:杉浦 みな子
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富士通(株)は、Windows 10 Home 64ビット版を搭載する個人向けPCの新モデルとして、パソコン“FMV”シリーズ、タブレット“arrows”シリーズ合計7機種を発表した。いずれもハイレゾ再生機能を備える製品で、1月22日から順次発売を開始する。製品の詳細は以下の通り。

■ノートPCシリーズ“LIFEBOOK AH”
・「AH90/X(GRANNOTE)」¥OPEN 2月中旬発売
・「AH53/X」¥OPEN 1月22日発売
・「AH45/X」¥OPEN 1月22日発売
・「AH42/X」¥OPEN 1月22日発売

上位モデル AH90/Xは、“大人世代の生活を豊かにするパソコン”がテーマのノートPC“GRANNOTE(グランノート)”シリーズの新機種。4K解像度(3,840×2,160)の15.6型液晶を搭載し、ハイレゾ再生機能を備えている。CPUはCore i7-6700HQ(2.60GHz/最大3.50GHz、4コア/8スレッド)で、メモリは8GB(最大16GB)、約1TBのHDDを内蔵する。

AH90/X


GRANNOTEシリーズの開発思想

AH90/Xは、4K+ハイレゾ対応の上位モデル
4Kディスプレイには、フルフラットファインパネル「Dragontrail」を採用。なお、富士通製ノートPCの中で、4Kディスプレイを搭載するのは本機が初めて。タッチ操作にも対応している。

ハイレゾ再生機能については、最大192kHz/24bit PCM再生に対応するDACを搭載しており、外部USB-DACを接続することなく、本体だけでハイレゾ音源再生が行える。

さらに、高域40kHzまでの再生をサポートする、“ハイレゾ仕様”のスピーカーユニットを搭載していることも特徴。

このユニットはオンキヨーと共同開発したもので、大きさ等は非公開だが、ノートPCの小さな筐体でもハイレゾ再生品質を高めるため、ユニットの設計から筐体内部への配置方法に至るまでトータルで工夫を施したという。音が排出されるグリル部分も金属製にするなど、細かい部分まで音質向上を図っている。再生プレーヤーはWindows Media Playerのほか、Wave MaxxAudioもプリインストールしている。

スピーカーのグリルは金属製

Wave MaxxAudioもプリイン

AH53/Xは、1,920×1,080のフルHD液晶を搭載するモデル。サイズは15.6型。タッチ操作には非対応となる。そのほかのCPUやメモリ、HDD容量などの基本スペックは上述のAH90/Xと共通しており、ハイレゾ機能もAH90/Xと同性能を備えている。スピーカーユニットも、オンキヨーと共同開発した“ハイレゾ仕様”のものを搭載する。

AH53/Xは、フルHD機でAH90/Xの基本スペックを踏襲した“スタイリッシュ・ハイエンド”な新モデル

下位モデルのAH45とAH42は、1,366×768のHD液晶を搭載するモデル。CPUはAH45がCore i3-6100U(2.30GHz、2コア/4スレッド)で、AH42がCeleron 3250U(1.50GHz、2コア/2スレッド)。いずれも上位機種と同じく最大192kHz/24bit対応のDACを搭載するハイレゾ対応モデルだが、搭載するスピーカーユニットの再生周波数帯域は40kHz以下で“ハイレゾ仕様”ではない。


■デスクトップPC“ESPRIMO FH”
・「FH77/XD」¥OPEN 1月22日発売
・「FH53/XD」¥OPEN 1月22日発売

2機種とも、既存のハイレゾ対応PC「FH52(関連ニュース)」の上位に位置づけられるモデルで、デジタル放送受信チューナーを搭載するAVPCとしてラインナップされた。サイズは23型。液晶解像度は1,920×1,080のフルHDで、スーパーファインVXディスプレイを装備している。

FH77/XD

FH53/XD

2機種でCPUのグレードが異なっており、上位のFH77はCore i7-6700T(2.80GHz/最大3.60GHz、4コア/8スレッド)を採用。一方、下位のFH53はCeleron 2950M(2.00GHz、2コア/2スレッド)を備えている。

FHシリーズの特徴。ハイレゾに対応し、3波チューナーを2基ずつ備えるAVPCとしてラインナップしている

そのほか、ハイレゾ再生およびテレビ視聴機能の基本スペックは共通。ハイレゾ再生機能としては、最大192kHz/24bitまで対応のDACを搭載しており、本体にはパイオニアと共同開発した専用ユニットを採用している。こちらも、高域40kHzまでの再生をサポートする“ハイレゾ仕様”のスピーカーとなる。

テレビ視聴機能としては、地上/BS/110度CSデジタルチューナーを2基ずつ搭載し、さらにSeeQVaultにも対応する。


■Windowsタブレット“arrows Tab RH”
・「RH77/X」¥OPEN 3月上旬発売

1,920×1,080のフルHD液晶を備える12.5型の着脱式タブレット。ペン入力にも対応する。CPUはCore i5-6200U(2.30GHz/最大2.80GHz、2コア/4スレッド)で、メモリは4GB(交換不可)、約256GBのフラッシュメモリを内蔵する。最大192kHz/24bitまでのソースに対応するDACを搭載しており、同社では“ハイレゾ対応タブレット”としてアピールしている。

RH77/X。キーボード装着時のようす


■オリジナルのハイレゾ音源ダウンロードキャンペーンも

富士通では、上記の新製品も含む同社ハイレゾPCの購入者を対象に、オリジナルのハイレゾ音源3曲をダウンロードできるプレゼントキャンペーンを実施している。

ハイレゾ体感キャンペーン実施中

本キャンペーンで配布しているハイレゾ音源は、音楽プロデューサーでありアレンジャー、キーボードプレーヤーである安部潤氏が、“国内最高峰”のミュージシャンを集めて録り下ろしたというハイクオリティ音源。詳細はこちらの記事を参照されたい。

【問い合わせ先】
富士通(株)購入相談窓口
TEL/0120-959-242

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