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フロントカメラ強化でセルフィー写真も撮りやすく

ソニーモバイル、「LDAC」対応/Android 5.0搭載スマホ「Xperia Z4」

2015/04/20 編集部:小野佳希
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サイバーショットやハンディカムでも採用する電子式手ブレ補正技術を応用した「インテリジェントアクティブモード」が進化。これまではメインカメラでの撮影時しか使えなかった同機能を、フロントカメラ撮影時にも利用できるようになった。

メインカメラ

また、「プレミアムおまかせオート」にグルメモードを追加。料理を撮影する場合にはメインカメラが料理を自動認識し、明るく鮮やかな画像にすることでつややかなフレッシュ感と立体感を再現するという。

発表会場には分解モデルも展示

フロントカメラは前述のように510万画素へと高画素化。さらに広角25mmのレンズを採用し、セルフィー写真(自分撮り)でグループショットも撮りやすくなった。

また、上述のインテリジェントアクティブモードに加え、プレミアムおまかせオートでの自動シーン認識機能もフロントカメラに新対応。被写体やシーンを認識して自動で最適な設定を行う。

そのほか引き続きPS4のリモートプレイにも対応

そしてフロントカメラのセルフタイマー機能の秒数選択パターンも増加。0.5秒/2秒/10秒の3種類から選択できるようにした。

「美肌」「Bubble」などの効果を写真に追加できる「スタイルポートレート」機能や、顔の部分に友人や動物、絵画などを合成できる「ARマスク」機能も搭載。「ARマスク」は顔の動きに追随するため、顔の角度を変えても写真を撮影できるほか、動画も記録できる。

顔写真を合成するARマスク機能などを新搭載

従来から引き続き4K動画撮影やARエフェクトなども搭載

■LTE受信最大速度が約225Mbpsに向上。デザインもよりシンプルに

そのほかLTEのカテゴリー6に新対応。受信の最大速度が約225Mbpsに向上した。また、Wi-Fiでは高速技術のMIMOへ新たに対応した。

デザイン面ではオムニバランスデザインを継承し、「どこから見ても美しく、どんな時も使いやすい『Perfection』を追求した」と説明。前述のように約6.9mmという薄さを実現させたほか、コーナー部は着色した樹脂の上に透明な樹脂を重ねるという新たな加工法で仕上げ、使い込んでも輝きや色味が失われないよう配慮している。

特殊加工でコーナー部デザインの耐久性にも配慮

さらなる薄型化を実現

また、SIMカードとmicroSDカードをひとつのトレイにまとめて挿入する方式にし、カードカバーの開閉部を1ヶ所に集約。卓上ホルダーに横置きして充電するための端子部も側面から無くし、底部USB端子を使っての充電のみに変更することで、よりシンプルなデザインとしている。

電源ボタン

SIM/microSDカードスロット

UIではタイル形式で文字も大きく表示される「シンプルホーム」の画面デザインを一新。時計表示をさらに大きくしたほか、フォントサイズに「特大」を追加。壁紙に家族の写真などを設定できるようにもなった。

■新モデルは「Zシリーズのひとつの完成形」「カメラスマホを極めることを目指した」

発表会で挨拶に立った同社代表取締役社長兼CEOの十時裕樹氏は、今回のXperia Z4が社長に就任して初のフラグシップモデル発表となったことに触れながら、「ソニーモバイルの売上の約9割をスマートフォンが占めており、今後も事業として発展させていく方針だ」とコメント。なかでも高付加価値モデルはソニグループで培ってきた資産を活かせるものであり、この領域へ特に注力していく方針である旨を説明した。

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