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高スペック・ロングバッテリー・薄型軽量を実現

VAIO、独立後初の完全オリジナルPC「VAIO Z」「VAIO Z Canvas」

公開日 2015/02/16 15:00 ファイル・ウェブ編集部
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冷却ファンには、流体動圧軸受技術を用いた超薄型・高効率ファンを日本電産と共同開発。2機のファンは左右の羽の枚数を変えることによって同じ周波数の音を発生させないようにし、静音性も高めた。また、ヒートパイプは独自の内部構造によって薄型で高い熱運搬能力を持つというものをフジクラと共同開発した。

内部機構


SSDには、一般的なSATAより高速なPCleインターフェイスを採用したHigh speed SSDを搭載。VAIO Proの第一世代よりもさらに50%の高速化を実現させた。また、「InstantGoテクノロジー」も搭載し、約0.3秒で瞬時にスタンバイ復帰することと、スタンバイ時のバッテリー消費を抑えることを実現させた。

画質を保ったまま大きく電力を下げることに成功したという独自技術「超集光バックライト」などの省電力化技術や大容量セルなどの採用により、最長20.2時間(JEITAバッテリー動作時間測定法Ver.1.0)という、VAIO史上最長のバッテリーライフを実現。バッテリーユニットはバッテリーを覆う樹脂ケースを省いて本体の構造と一体化させ、薄さと軽さの両立も実現させているという。

加えて、本体やパーツの素材にはアルミニウムとカーボンの組みあわせを採用。キーボードの桟をアルミ化してパームと一体化したほか、カーボンの繊維方向とアルミ裏面の補強リブの最適化を行うなどで、質感および剛性に配慮している。これらにより、高スペックでありながら軽量かつ長寿命を実現させたとしている。

そのほかキーボードの打鍵音にも配慮。キーキャップの裏のツメと可動部金型の加工精度を高めてガタを詰めることで打鍵の際の静音性を高め、周囲が静かな場所でも気兼ねなく使用できるようにしたという。

キーボード部

■ディスプレイはsRGBカバー率100%、面積比115%を実現

ディスプレイはsRGBカバー率100%、面積比115%を実現。バックライトには高演色バックライトLEDを採用し、従来より赤の波長の輝度を強く持つ演色性の高い白を元に、力強い赤の表現ができるようになったとしている。

また、ソニー時代のオプティコントラストパネル技術も継承し、液晶とガラスの間に特殊な光学樹脂を充填し視差を小さくした。加えて、付属のスタイラスペンには筆圧カーブ調整機能を新規開発して搭載し、書き心地にも配慮している。また、ペンのボタンからすぐにノートアプリなどを起動可能なクイックノート機能なども備えている。

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